ウェブ開発を始めとした様々なジャンルにおいて、その有用な文書の多くは日本語以外で書かれている。幸いなことに多くの人がその翻訳を公開してくれている。僕も自分が強く興味をもった範囲で訳したりもしている。良い時代だなと思うが、その翻訳がブログの記事として公開されてしまうと、「んんっ?」と思ってしまう。 もちろんブログが技術文書のようなものを読みやすいデザインじゃないこととか、そのブログのスタイリング上の制限によって元文書から一部情報が欠落する可能性が高いこととか、そういう実際上の問題もある。そういった問題だけでなく、翻訳はあなたの記事ではないし、そうは成りえないということがある。それをブログの記事として公開してしまうと、様々な悪影響があると思う。 よくあるパターンは翻訳の前に訳であることの明示と同時に訳者の意見が書かれているパターン。前置きとして訳者の意見があったりすると先入観を読者に与えてしま