Image credit: JAXA 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は8月11日、宇宙開発委員会にて、回収機能付加型宇宙ステーション補給機(HTV-R)の検討状況について報告した。 JAXAは4月1日に「宇宙ステーション回収機研究開発室」を設置し、これまで国際宇宙ステーション(ISS)から物資を地上に持ち帰れるように、HTVに回収機能を追加することについて検討を進めてきた。 今回の報告によると、検討しているHTV-Rの回収機能オプションは3種類。直近のISSからの回収ニーズに対応し、早い段階で実現できる「小型カプセル案(オプション0)」、開発規模を抑えた回収機を開発する「非与圧部内搭載型(オプション1)」、そして、将来の有人宇宙船と同じ形にする「与圧部置換型(オプション2)」。 JAXAは今後、これらのオプション(特に1と2)について、2010年度内を目処に検討をさらに進め、コンセプトを