中島教授らが計画している人工衛星のイメージ図。衛星からLEDの光を使って地上に画像などのデータを送信する 信大大学院工学系研究科の中島厚教授らが県内企業と連携して製造を計画している小型の人工衛星が、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA、東京都調布市)の大型衛星を載せたロケットに「相乗り」する形で2013年度に打ち上げられる見通しになったことが分かった。同機構が14日に発表する。 中島教授らの衛星は、発光ダイオード(LED)を使った可視光通信を利用して地上とデータをやりとりする実験をするのが目的。ことし7月には中島教授が県内の製造業に呼び掛け、産学連携による初の信州製衛星の実現に向け「信州衛星研究会」が発足した。研究会にはモーターやセンサー、光学機器、電子部品製造など県内外の約20社が参加、各社の製品や技術を結集して衛星を製造する。 同機構は地球規模での降水観測を目指す「全球降水観