ispaceが運営する民間月面探査チーム「ハクト」は30日、Googleによる国際宇宙開発レース「Google Lunar XPRIZE」(GLXP)に挑戦する月面探査ローバーのプレフライトモデルを発表した。 「GLXP」は、“民間組織による月面無人探査”を競う、総額3,000万ドルの賞金レース。「月面に純民間開発の無人探査機を着陸させ、着陸地点から500m以上走行し、指定された高解像度の動画や静止画データを地球に送信する」ことがミッションとなる。 ハクトの月面探査ローバーは、今年2月にGLXPが設ける中間賞の書類審査を通過した5チームの1つとして、モビリティサブシステム中間賞(走行系)のファイナリストに選定されている。今回、プレフライトモデルとして、テザー(細いロープ)で結合された「デュアルローバー」である「Moonraker」と「Tetris」を公開した。 「Moonraker」(w4