プロフェッショナルーー特に「トッププロ」とは仕事というものをどのように捉えているのだろうか。例えば、プロ野球の世界では? 日本代表の正捕手の経験を持つ里崎智也氏は、現役引退後、常識や過去にとらわれない新しいプロ野球解説者へとキャリアを進めた。 1976年生まれの41歳。ロッテ一筋16年間のプロ生活で二度の日本一を経験し、06年のWBCでは正捕手として日本代表を世界一へと導き、大会ベストナインにも選出された。満塁アーチを放った試合後に球場前の特設ステージでライブを開き歌ったこともある。華々しい実績を持ちながらも、仕事観はどこかユニークだ。その証左のように、自著には現役引退直後に「“便利屋”になると誓い、仕事を選ばず、依頼が来たらなんでも引き受けよう」というスタンスで独立したと書き記している。独特な仕事観を携え、売れっ子解説者となった里崎智也の仕事術とは? 今回は多くの投手をリードした名捕手と