日本のブティックホテルの先駆けであるTRUNK(HOTEL)には、従業員の自己実現とクリエイティブにこだわる独自の仕掛けがある。 業界屈指の高エンゲージメントを誇り、今後の事業拡大を見据える同ホテルブランドは、どのような組織戦略を描いているのか。 TRUNK(HOTEL)で人材開発を担当する市川裕秀がその実態を語るとともに、日本における「経営 × 人」の第一人者であるプロノバ代表取締役社長でユーグレナ取締役CHROの岡島悦子氏がその本質を紐解く。 自分らしく、無理せす等身大で──TRUNK(HOTEL)流のサステナブル「ブティックホテル」とは、欧米を起点に海外で広がっているホテルのカテゴリーだ。日本ではまだ確立されていない、「ブティックホテル」の第一人者が渋谷・神宮前にあるTRUNK(HOTEL)である。 市川裕秀(以下、市川):簡潔に表すと、高品質・高価格で、社会性と独創性を両立し、唯一