キャベツで育てたウニを初出荷――。小田原市漁業協同組合(神奈川県小田原市)は、海藻を食べ荒らす「嫌われ者」のウニに廃棄キャベツをエサとして与えて養殖することに成功、5日、全国に先駆けて出荷した。鮮魚の仲買人らは「天然ものより甘い」と評価。地元の飲食店やスーパーで1個400円前後で並ぶ。出荷したのは、養殖ウニ「うにっキャ」。神奈川県水産技術センターが数年前からウニにキャベツを与える研究を進めてき
そして今回、ウェブメディア「ジモコロ」「BAMP」などを通してローカルの魅力を発信し続けてきた徳谷柿次郎を相棒に迎え、海の課題を伝えるべく、Gyoppy! の立ち上げに至る。 2018年、移転という節目を迎えようとしている魚市場の雄、築地で、ふたりが語り合う。 漁師という"生き方"が教えてくれる、日本人の原点 ── なぜ今、Gyoppy! をやるのでしょうか。 長谷川 このままだと海も魚もやばいことって、あまりに知られていない。それは、魚をとる漁業と消費者の心的な距離が遠くなってしまったことが問題だと考えています。その上で......僕は、漁師という生き方にほれたんです。漁師に、日本人の本質や原点を見たというか。一番おもしろいと思いません? 狩猟をなりわいにしてる人って、なかなかいないじゃないですか。 柿次郎 たしかにそうですね。雨風をしのげないし、事故で死ぬ可能性もある職業。 長谷川 だ
静岡県熱海市の網代漁業株式会社(以下、網代漁業)では、今年に入ってから定置網漁業にiPadを活用している。iPadを導入したことで、仕事のやり方が変わり、延いては漁具や漁法、市場での取り引きにも変化をもたらすかもしれないという。 左から日東製網・金田耕平さん、網代漁業・泉澤宏さん、公立はこだて未来大学・和田雅昭さん、網代漁業・長谷川努さん、神田敏克さん、日東製網・関根敏昭さん 網代漁業では定置網漁業、魚類の畜養および養殖海産物流通販売、水産加工事業を行っている。iPadが利用されているのは定置網漁業の現場に於いてだ。具体的にどう使われているかというと、魚群探知機(以下、魚探)のモニターとしてである。定置網には魚探が施設されていて、その情報を3Gの通信モジュール経由でiPadに送信するというわけだ。網の中にどれくらい魚が入っているかという情報はほぼリアルタイムで確認できるので、仕事のあり方が
農林水産省のまとめでは東京・築地市場など中央卸売市場を経由して取引される水産物は2000年ごろまで流通量全体の7割前後あったが、最近は6割を切っている。水産物の売り手が街の鮮魚店からスーパーに移り、個別の産地や消費地との直接取引や、市場を通さない輸入品や冷凍品の仕入れが増えた。大東文化大学の山下東子教授は「ネット取引の導入や流通の簡略化によるコスト減は望ましい。消費地に出回らなかった魚の取引も
全国の主要漁港や水産物流通システムの企業が産地直送の電子ネット取引に乗り出す。オンラインの受発注システムを整え、売り手の生産者と買い手の小売業者や飲食店などが互いに希望価格を提示できるようにする。卸売市場を残しつつ、ネットによる新たな流通経路をつくる。産地情報をリアルタイムで提供し、ネット上の"セリ"をめざす。電子化の流れから、東京証券取引所では取引の際、売り手と買い手の間で値段交渉などを担っ
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