印刷 高円宮妃久子さまが東京国立博物館に寄贈、常設展示される根付コレクション=東京・上野、堀英治撮影 高円宮妃久子さまが故・高円宮さまとともに集めた装身具「根付(ねつけ)」のコレクションを東京・上野の東京国立博物館に寄贈した。博物館は「世界的にも有名な現代根付コレクション」と位置づけ、専用の展示室「高円宮コレクション室」を新設した。11月1日から常設展示を始める。 根付は4センチほどの大きさの象牙や木などに動植物や人物を彫り込んだ精巧な工芸品。江戸時代には帯から下げる印籠(いんろう)などのひもの端に付ける留め具として使われたが、明治時代以降に多くが海外に流出した。洋装の普及で留め具を使う習慣が失われたが、今も「現代根付」として工芸作家らに技法が受け継がれている。 関連リンク三笠宮ご夫妻が展覧会鑑賞 焼失した明治宮殿懐かしむ(10/7)〈MY TOWN静岡〉高円宮妃久子さま 2会場で試合