仏パリ(Paris)で車両のナンバーの末尾による規制を実行する警官(2014年3月17日撮影)。(c)AFP/FRANCOIS GUILLOT 【3月17日 AFP】大気汚染レベルの急上昇に歯止めをかけようとするフランスの首都パリ(Paris)では、思い切った対策として17日から、自動車のナンバーの末尾が偶数か奇数かによって通行を制限するナンバー規制を導入した。 現地時間午前5時30分(日本時間午後1時30分)から、パリと周辺の22の地区でナンバー規制が20年ぶりに実施された初日、ナンバー末尾が偶数の車両は市内の通行を禁じられた。市内60か所に警官約700人が配置され、ナンバー末尾が奇数の車が流入しないよう警備にあたった。 パリ市内では、車で乗り入れないよう住民に奨励するため、前週末から公共交通の利用を無料にしている。一方、フランス国鉄(SNCF)では、このナンバー規制の影響で、市内と郊外