小渕前経済産業大臣の政治資金を巡る問題で、東京地検特捜部は、小渕氏の元秘書で問題の政治資金収支報告書を作成したと説明している群馬県中之条町の折田謙一郎前町長から任意で事情を聴いたことが、関係者への取材で分かりました。 折田前町長はこれまでのNHKの取材に対して、「収支報告書の収入と支出をあわせる作業の中でミスが起きたと思う。不正はしていない」と話しています。 「小渕優子後援会」など複数の政治団体が開催した「観劇会」を巡っては、政治資金収支報告書に記載された収支が大きく食い違っていて、群馬県の市民団体は、政治資金規正法違反などの疑いがあるとして、小渕氏や、小渕氏の元秘書で群馬県中之条町の折田謙一郎前町長などの告発状を東京地検特捜部に提出しています。 折田前町長は「問題の政治団体の会計はすべて自分がチェックし収支報告書を作成した」と説明し、今月24日、責任を取るとして辞職しましたが、特捜部は2