企業の終身雇用が当たり前ではなくなりつつある近年、元社員を再雇用し良好な関係を続けようとする企業が増えている。 一方、離職者は企業のネガティブな情報を発信することもあるため、その点にも注意しなければならない。 人材系シンクタンクが離職経験のある社会人にアンケート調査したところ、離職した企業への再入社を希望した人はわずか約8%で、7割が希望しない結果となった。昨年12月、全国の20歳から59歳未満の、正社員として離職経験のある人と、再入社経験のある人を対象に実施した。 離職した企業への再入社意向についても聞いたところ、希望した人はわずか8.3%で、希望しない人が7割を超えた。実際に過去5年間に再入社した人も、2.1%にとどまった。離職者に「元勤務先に再入社できる制度はあったか」と聞くと、「公式な制度があった」と回答した人は8.6%のみだった。また、実際に再入社した人に、そのルートについて聞く