チリ・サンティアゴの国立自然史博物館に展示された、イースター島から持ち出されたモアイ像「モアイ・タウ」。同館提供(2022年2月21日撮影)。(c)Natural History Museum of Chile / AFP 【2月22日 AFP】チリの国立自然史博物館(National Museum of Natural History)は21日、南太平洋に浮かぶ同国領イースター島(Easter Island)の先住民ラパヌイ(Rapa Nui)から150年前に奪ったモアイ(Moai)像1体を返還すると発表した。 モアイ像は、ラパヌイの人々が祖先に敬意を表し、1000年以上前に彫った石像。現在はイースター島観光の目玉となっている。 返還されるモアイ像「モアイ・タウ(Moai Tau)」の重さは715キロ。チリ海軍が1870年、3700キロ離れた本土に持ち帰った。その8年後、展示のため自然史