日本の場合、融資額は不動産価値よりも「借り手の収入」「勤務先」が 重視され、その融資額が住宅価格の決定にも大きく影響しています。 2009年1月8日 木曜日 ◆日本の住宅ローンは世界から見れば変則です 1月8日 日米住宅漂流記 日本の場合、住宅の価値が下がっても金融機関は困らない 日本では、ローン残高以下に市場価格が下がっても、ローンを最後まで返済するのは、自己破産しない限り、致し方ありません。一方、米国では、ローン残高よりも住宅価値が下がると、「騙されたと感じる」ということです。このようなノンリコースで住宅金融が組まれている事実を前提に考えないと、米国の「サブプライムローン」問題についての本質を見誤ってしまいます。 日本の場合、融資額は不動産価値よりも「借り手の収入」「勤務先」が重視され、その融資額が住宅価格の決定にも大きく影響しています。新築物件の場合、「将来、家を売却してもローン価格