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ブックマーク / asnokaze.hatenablog.com (13)

  • Webサイトのバグの報告先を示す contributing.txt - ASnoKaze blog

    Webサイトのバグを見つけたとしても、その報告先を知る統一的な方法は現状ありません。 たとえば、脆弱性についてはsecurity.txt があります。https://www.facebook.com/security.txt などで使われています。 asnokaze.hatenablog.com 同様の仕組みで、contributing.txt という形式でバグの報告先を示せるようにする仕組みが提案されています。提案仕様は「a simple way to provide informations for contributors」としてIETFに提出されています。 例 contributing.txtをWebページの最上位階層に配置します (例: https://example.com/contributing.txt ) そのファイルは次の情報を含めることが出来ます。 Admin: Va

    Webサイトのバグの報告先を示す contributing.txt - ASnoKaze blog
  • ブラウザでTCPを直接送受信できるDirect Sockets APIについて - ASnoKaze blog

    ブラウザから直接TCP・UDPで送受信する「Direct Sockets API」という仕組みが議論されています。 実験段階ですが、Chromeでは起動時にオプションを付けることでこの機能を有効にできます。今回はTCPの方で簡単に動作を見てみます。 Direct Sockets API Direct Sockets APIは、TCP・UDPで直接送受信可能にするAPIです。既存のアプリケーションプロトコル(SSHやIRC)、P2Pのような機能を実現可能になります。 もちろんセキュリティ上の問題もあるので、Chromeでは現状デフォルトでは有効になっていない機能です。 セキュリティ面についてはだいぶGithubリポジトリで議論されておりますので目を通すと良いでしょう。ローカルネットワークへの通信やSame-Origin-Policy(CORS)回避の話が上がっていますが、今回は細かくは紹介し

    ブラウザでTCPを直接送受信できるDirect Sockets APIについて - ASnoKaze blog
  • FacebookのQUICを活用したライブ動画用プロトコルRUSHについて - ASnoKaze blog

    Facebookの方々から「RUSH - Reliable (unreliable) streaming protocol」というプロトコル仕様が、IETFに提出されています。 簡単に眺めていきます。 Facebookとライブ動画 このRUSHはRTMP代替として、クライアント(配信者)のアプリからライブ動画を取り込むためのプロトコルのようです。Facebookではすでに使っているようです。 2018年頃のFacebookのエンジニアブログを見ると、Facebook Liveではクライアント(配信者)からの動画の取り込みに RTMPSを使っていることが紹介されています。おそらく、ココの部分を代替するのでしょう。視聴者へはCDNを通してMPEG-DASHで配信されるようです。 また、IETFの投稿をみると、Facebookではアプリ及びインフラでこのプロトコルを使用していると述べています (

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  • WebTransport over HTTP/3のプロトコル仕様 - ASnoKaze blog

    WebSocketに変わる、Webの新しい双方向通信仕様 WebTransportの標準化・実装が進められています。 このWebTransportではHTTP/3の特徴を活かし、パケットの順番が入れ替わったり、パケットロスがあったとしても受け取った順番に処理を行うことが出来ます。DATAGRAM拡張を使えば、パケットロスしたデータも再送不要にできます。 前回紹介した通り、WebTransportは「WebTransportover QUIC」や「WebTransportover HTTP/3」がありましたが、HTTP/3を使う方向で議論が進んでいます。 asnokaze.hatenablog.com Chromeの開発者メーリングリストでは、この「WebTransport over HTTP/3」実装が進められている事が書かれています。 groups.google.com そこで、今回はプ

    WebTransport over HTTP/3のプロトコル仕様 - ASnoKaze blog
  • ChromeのHTTP/2サーバプッシュサポート廃止検討と、103 Early Hintsについて - ASnoKaze blog

    ChromeがHTTP/2サーバプッシュの廃止を検討し始めている。またPreload + 103 Early Hintsの有効性について実験していく模様 背景 HTTP/2(RFC 7540) にはサーバプッシュという機能があります。これは、クライアントからのHTTPリクエストをまたずにサーバがHTTPレスポンスを先行して送ることが出来る機能です。 たとえば、index.htmlに画像1,2,3が含まれているようなページがあるとします。このindex.htmlへのリクエストを受け付けたサーバは、クライアントが画像1,2,3がを要求してくることを予測しサーバプッシュでこれらのリソースを送りつけることが来でます。(クライアント側から、そのリソースが不要であればサーバプッシュをキャンセルすることもできます) そうすることで、ページの表示を効率化出来ると考えられていました。 しかし、様々な議論の中

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  • WiresharkがHTTP/3に対応した - ASnoKaze blog

    日、Wiresharkが「Development Release (3.3.0)」を公開しました。 このバージョン3.3.0ではHTTP/3のサポートが入っています。ダウンロードして早速試していきましょう。 結果 HTTP/3レイヤの単方向ストリームタイプや、フレームタイプが確認できます (QUICを復号する必要はあります) もちろん、「http3」というフィルタも使用できます。 ただ、まだ開発途中であり、基的な部分しか実装されておりません。そのため、まだパースされない部分もたくさんありますが、今後の開発に期待です。 補足 今回はFirefox Nightly と google.com の通信をキャプチャしました 現時点でWiresharkがサポートしているのはQUIC(draft-21~draft-30), HTTP/3(draft-29), QPACK(draft-16)になります

    WiresharkがHTTP/3に対応した - ASnoKaze blog
  • HTTP/3の解説を書いた (2020/06/01) - ASnoKaze blog

    @flano_yukiがHTTP/3について書きました。(無料です。 2020年6月時点の内容となっています。概ねQUICやHTTP/3の大枠は固まっており、2021年の内容と照らし合わせても、大きな変更はありません。PDFを下に貼ってあります。 , (宣伝) また、2021年6月にアップデートも含め、WEB+DB PRESS Vol.123に記事を書かせていただいております(有料) gihyo.jp http3-note https://github.com/flano-yuki/http3-notePDFを置きました 1. はじめに(HTTP/3と概要) 2. QUICについて 3. HTTP/3について 4. HTTP/3 拡張仕様と応用 5. (執筆予定) 実装、ツール紹介 公開形式は、そのうちなんとかするかも 内容 1. はじめに(HTTP/3と概要) 1.1 はじめのはじめ

    HTTP/3の解説を書いた (2020/06/01) - ASnoKaze blog
  • HTTPメッセージに署名をするSignatureヘッダの標準化 - ASnoKaze blog

    HTTPメッセージに署名をするSignatureヘッダを定義する「Signing HTTP Messages」という仕様が提案されています。 HTTPメッセージへの署名は、様々なところで行われていますが、それぞれ独自の方式で行われています。例えば、AWS APIを叩く際に利用する「Signature Version 4 Signing」や、OAuth2.0 DPoPなどでHTTPメッセージへの署名が行われています。 その他にも、WebPackagingで使用される「Signed HTTP Exchanges」といったところでも署名が行われています。 一方でTLSではだめなのかという話もありますが、TLSを用いることでHTTPメッセージの機密性および完全性は保護されますが、TLS終端プロキシなどを経由するとそれ移行の部分で通信の完全性は担保されません。クライアントとサーバ間でHTTPメッセー

    HTTPメッセージに署名をするSignatureヘッダの標準化 - ASnoKaze blog
  • 処理中のPOSTリクエストを別のサーバで引き継ぐPartial POST Replayについて - ASnoKaze blog

    なんらかの理由でWebサーバを停止する場合に、処理中のPOSTリクエストをそのまま別のサーバで引き継げるようにする「HTTP Partial POST Replay」という仕様がFacebookのAlan Frindell氏から提出されています (HTTP Workshopの資料はこちら)。 スポットインスタンスを利用していたり、サーバの設定を変えて再起動したい場合、新しいリクエストは受け付けないようにし、すでに来ているリクエストのみ処理をするのは一般的です。それでも大きなファイルをアップロードしているPOSTリクエストは処理が終わるまで時間がかかってしまう場合がありあります。 やむをえずPOSTリクエストの処理を中断してしまうと、ユーザは再度大きなファイルをアップロードしなおす必要があり、とてもストレスがかかります。 「HTTP Partial POST Replay」では、ユーザの接続

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  • 新しいWebの双方向通信 "WebTransport" について - ASnoKaze blog

    関連記事 WebTransport over QUICのサンプルサーバを試してみる - ASnoKaze blog WebTransport over HTTP/2 の仕様について - ASnoKaze blog WebTransport over QUIC について - ASnoKaze blog WebTransportという新しい双方向通信フレームワークの議論が始まっている。 GoogleのPeter Thatcher氏らによって、W3C WICGにプロポーザルが投げられています。 discourse.wicg.io WebTransportは、WebSocketのようなAPIをもち、QUICやHTTP/3上で多重化されたストリームを利用し、ヘッドオブラインブロックのない通信を行えるようにするというのがモチベーションのようです。(実際に使用する"トランスポート"はプラガブルな設計にな

    新しいWebの双方向通信 "WebTransport" について - ASnoKaze blog
  • HTTP over QUICと、その名称について (HTTP3について) *2019年9月更新 - ASnoKaze blog

    [追記] QUIC, HTTP/3 関連記事 まるっと解説記事を書き直しました asnokaze.hatenablog.com その他もどうぞ QUIC, HTTP/3の標準化状況を確認したい (2019年11月版) - ASnoKaze blog HTTP/3と新しいプライオリティ制御方式について - ASnoKaze blog QUICのコネクションマイグレーションについて - ASnoKaze blog QUICのAckとロスリカバリについて - ASnoKaze blog QUICの暗号化と鍵の導出について - ASnoKaze blog HTTP/3のヘッダ圧縮仕様QPACKについて - ASnoKaze blog WiresharkでのQUICの復号(decrypt) - ASnoKaze blog QUIC,HTTP/3 の draft-17に関するメモ - ASnoKaze

    HTTP over QUICと、その名称について (HTTP3について) *2019年9月更新 - ASnoKaze blog
  • ブラウザのネットワークエラーをレポートさせるNetwork Error Loggingが来た - ASnoKaze blog

    20180727追記 CORS対応が必要になりました asnokaze.hatenablog.com 20180703追記 ドキュメントはhttps://w3c.github.io/network-error-logging/ にが移されました 20180608追記 仕様上は、jsonの各値はハイフンではなく、アンダースコアを使用するようになります report-to => report_to max-age => max_age ... etc https://github.com/WICG/network-error-logging/commit/86c4d1c0fa4c5d5ca1d8bdcd9fa931e7e4ab65c2 こんな感じ nel: {"report_to": "network-errors", "max_age": 2592000, "include_subdomai

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  • GoogleのQUICの論文が知見の塊だった - ASnoKaze blog

    20181107追記 QUICプロトコルについての概要は別途記事を書きました asnokaze.hatenablog.com 概要 ACM SIGCOMM 2017という通信系の学会に、Googleの人 総勢21人によって書かれた「The QUIC Transport Protocol: Design and Internet-Scale Deployment」という論文が提出され、学会ホームページより閲覧出来る。 この論文は、QUICの設計仕様と実際にGoogleのサービスにデプロイした結果について書かれている。 すでにGoogler SearchやYoutubeでQUICは有効になっており、一日あたり数十億の接続を処理し、Googleのegress trafficのうち30%がQUICになっており、インターネットのトラフィックの内7%がQUICだと推定されるという説明から論文は始まる。

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