同居する母の様子がおかしいとはっきり気がついたのは、2014年7月のことだった。「預金通帳が見つからない」と言いだしたのである…。誰だって、自分が確立した生活を崩したくないもの。認めなければ、現実にならない。そんな意識から見逃した母の老いの兆候が、やがてとんでもない事態に繋がっていく。初動の遅れ、事態認識の甘さ、知識、リソースの不足…ノンフィクション作家の松浦晋也氏が自ら体験した「介護敗戦」を赤裸々かつペーソスと共に描く、「明日は我が身」にならないための、笑えない連載です。
![介護生活敗戦記](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e556b86ccede92db17b532e42dbfd57c40689aed/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkei.com%2Fatcl%2Freport%2F16%2F030300121%2Ffb.jpg)
グループホーム入居から、この7月で半年。 母は新しい環境に馴染み、それなりに楽しそうに過ごしている。表情は私と家で暮らしている時よりも柔らかくなった。 家では、今までできていたことがひとつひとつ出来なくなり、自尊心が傷つくことの連続だったのだろう。しかしグループホームでは、なにか失敗をしても介護という仕事を心得たプロが、十分な設備を使って対応してくれる。 ただひとつ、健康面を気遣っての薄味の食事には慣れてくれない。 私は毎週面会に行っているのだが、そのたびに「ご飯がまずい。味が薄い」と不満をぶつけられる。これには職員さんも、かなり閉口しているようで、笑顔ながら「ご飯がまずいって言われると、けっこうぐさっと来るんですよー」とのこと。それはそうだろう。息子としては、口に戸の立たない、不肖の母で申し訳ないとしかいいようがない。 あんたは海原雄山か 施設の行事で、鰻丼が出た時など、「これは本物の鰻
家の換気をしつつ、蚊などの侵入を防ぐために設置されている網戸。この「正しい使い方」がネット上で話題になっています。しっかり閉めたつもりでも、意外な所に侵入口が出来てしまうおそれがあるというのです。窓や網戸などを手がけるYKK APを取材しました。 ツイッターで話題に 5月下旬に投稿された、「これからの季節、知らない人には教えてあげて」という文言のツイート。網戸を撮影した画像1枚と、網戸と窓の位置をパターン分けした3枚のイラストが添付されています。 イラスト(1)は窓全開。2枚の窓ガラスが同じ位置にそろっていて、その反対側は網戸が閉じられています。左上に「○」がついており、この閉め方だと虫の侵入は防げるようです。 イラスト(2)と(3)は、窓半開パターン。いずれも室内側から見ると、窓ガラス1枚は閉まっていて、反対側も網戸が閉まっているように見えますが、(2)は「○」、(3)は「×」となってい
うかつに「登山でユニクロのヒートテック使ってます!」なんて書こうものなら、あちこちからお叱りを受けてしまいそうなこの案件。地雷を踏まぬよう注意深く進めていきましょう…(苦笑) 最近もとあるアウトドア系キュレーションメディアが批判を受けて、記事を削除するといったことがありましたっけ…。 [B! 登山] 【YAMA HACK】日本最大級の登山マガジン - ヤマハック そんな登山(スポーツ)用途のヒートテック使用に警鐘を鳴らしたのは、恐らくこちらの記事が最も有名かと思います。ヒートテックが登山に向かない旨のソースとして貼られることも多いですね。はてブ数も4桁とすごく読まれてる! ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由 | IT技術者ロードバイク 確かに昔のヒートテックは少し汗をかいてしまうと、乾きが遅く汗冷えしやすい印象でした。しかし、現在売られているヒートテックでも同じなのでしょうか? ユニク
「石油ストーブの火はバケツの水で消える」 1968年1月30日毎日新聞朝刊3面(東京本社版)に生活雑誌「暮(くら)しの手帖(てちょう)93号」の大きな文字の広告が載った。そのころ年間1000件を超える石油ストーブによる火災が起きており、初期消火をどうするかは人々にとって切実な問題だった。 当時は毛布をかぶせる方法が常識とされ、東京消防庁も勧めていた。暮しの手帖はそれに異を唱えたのだった。 50年代から名物企画「商品テスト」を隔月発行する雑誌の主力記事に据え、各メーカーの電気掃除機を10万メートル動かしたり、トースターで食パンを4万3088枚焼いたりといった徹底した検証で、薦められる製品、薦められない製品を実名で書いていた。 手帖は60年に各社の石油ストーブの性能比較をして以来、消火方法を調べていた。66年には古い住宅を実際に燃やすテストをして「消すのは水が一番。水が油の温度を下げて、燃えな
引き出しから、過去10年分の年賀ハガキ200枚とウン十年前の古い未使用切手が大量に出てきた。このまま眠らせておくのも勿体無いので懸賞に応募しまくって消費しようと考えた。 古い切手はプレミアがついてると思い一応調べたが、今の世の中は切手を趣味としている人が少ないため、50年前の未使用切手程度では全く価値が無いんだそうだ。売るより郵便で使っちまったほうがよっぽど良いと。 なので、なんの躊躇いもなく使っちまいます。 で、この半年間、目に付いた懸賞に片っ端から応募してみて、個人的に思うことを並べていくよ。 まず、懸賞マニアのブログなどでよく目にする「年賀ハガキでの応募は失礼に当たり、年賀ハガキで応募した時点で無効になる」との意見は完全なデマだ。 あとよく目にするのは「懸賞は郵便ハガキ(いわゆる官製ハガキ、切手を貼る必要のないハガキ)でしか受け付けていない。私製ハガキ(切手を貼る必要のあるハガキ)
公私共に、会話のうまい人を、たくさん見てきた。会話はコミュニケーションの基礎であり、また終着点でもある。上手であることに越したことはない。 ではどうすれば、会話が上手い人、あの人と話すのが楽しいね、と言われる人になり得るのだろうか。 一説によれば「聞き上手となるべき」という人がいる。ウンウン、と相手の話をよく聞き、相手に気持ちよく喋ってもらうことに注力せよ、という。 しかし最近、それはどうも違う、と感じることもある。聞き上手であることは特定のシーンにおいては重要なのだが、必ずしもそうではない。 例えば私は普段「聞き上手」の人をあまり求めていない。 なにか観察されているのでは、と勘ぐってしまうからなのだが、むしろ話上手、と言われる人の方が与しやすく、会話も続くのだ。 また、世の中に散らばる「会話のしかた」は、いかにもマニュアル的で個別のシーンで使い勝手が悪い。だから最近まで私は「会話に王道な
2016年12月17日NAVERまとめ対策,著作権侵害対策 普通の会社なら、写真やイラストをWEB担当者が軽い気持ちで自社サイトに無断転載していたとしても、それを指摘すれば総務部門がすぐに謝罪と使用料の支払いに応じてくれる。責任あるものなら著作権侵害が犯罪であると知っているからだ。 それがキュレーションメディアとなると犯罪であることを知りながらパクリサイトを運営しているからであろう、ごたくをならべて言い逃れをする。とはいってもぼくが請求書を送った6社は、悪あがきをするものの結局は写真使用料を支払ってくれた。 一社を除いて。 その一社とはNAVERまとめを運営するLINE株式会社だ。 もともと悪評の高いNAVERであるが、悪質なキュレーションメディアの中でももっともたちが悪い媒体であることがこれで確認できた。 ぼくがNAVERにパクられた写真はこれ。 NAVERまとめに抗議文を送る NA
ヤフーショッピングで注文した商品がアマゾンから届いた場合、①FBAマルチチャネル(アマゾン倉庫に在庫を預けてアマゾンに配送を委託するサービス)を利用した適正な店舗、②アマゾン配送委託を偽装して、無在庫でヤフーに出品、注文を受けてから注文者の個人情報を無断利用して(注文者になりすまして)アマゾンで商品を購入し直送するアマゾン直送転売屋です。基本的にはヤフーとアマゾンの価格差や送料分が直送転売屋の利益になります。ギフト配送(配送ラベルに「贈り主」の記載がある)で届いた場合は②です。直送転売屋は「Amazonでも販売している、アマゾン倉庫(配送センター)から発送する」と嘘をつくので①か②かを見分けるのは難しいです。あなたは偽装を見抜けますか?
2016年12月2日NAVERまとめ対策,著作権侵害対策 このほどDeNAは、運営するキュレーションサイト10サイトのうち、WELQを初めとする9サイトを非公開にした。キュレーションサイトとは写真や文章をネット上からパクって再構成するまとめサイトのこと。 作品を無断転載されて怒り心頭のブロガー・イラストレーター・カメラマン・ライターは数知れない。下らないまとめサイトが表示されてうざいと呆れる読者も多い。今回の騒動にはみなさぞ溜飲が下がったことだろう。著作権侵害を平気でしている会社は窃盗団と同じだ。日本社会の暗黒面をここにみた。 画像の無断使用には料金請求する ぼくはこの秋に、まとめサイト5つを含む、合計8サイトに当ブログの写真が無断使用されているのを発見し、そのすべてに料金を請求した。 そうでないと、普通に使用料を支払ってくださっている他のクライアントに不公平になる。 母校の日芸を写し
地方は公共交通機関が一切利用できないエリア? まず、それを語る上で重要なのは、「公共交通機関(タクシーも含めます)が利用できるかどうか」です。 電車 バス タクシー が一切利用できないエリアであれば、「車は必要だ」と言えるでしょう。ただ、初めての移住で、そういうエリアを選ぶ人も多くはないはずです。 「えいっ!お、〇〇村ってところか〜、よし!ここに移住しよう!」 なんて、ダーツの旅のように移住先を決める人もほとんどいないだろうし、何かしらの公共交通機関を利用して行けるエリアを移住先として選ぶでしょう。移住前に下見もするはずなので。 よって、「地方で生活するには車が必要かどうか」の「地方」を「何かしらの公共交通機関が利用できるエリア」として話を進めます。 車が必要な時はどんな時か? あなたはどんな時に車に乗りますか?そして、どんな時に車が必要だと思いますか? 仕事に行く時? 食材を買いに行く時
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