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ブックマーク / plaza.rakuten.co.jp/isyamazaki (48)

  • 第160回 ネット証券の投資信託販売に何を期待するか - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年11月04日 第160回 ネット証券の投資信託販売に何を期待するか カテゴリ:カテゴリ未分類 読者の多くは、株式会社SBI証券、カブドットコム証券株式会社、マネックス証券株式会社、および楽天証券株式会社の4社による投資信託の販売協力プロジェクトがあることをご存じだろう(「資産倍増プロジェクト」という名前が付いている)。 このプロジェクトにあって、上記4社は、協同で各種の広報宣伝活動を行ったり、ネット証券専用ファンドの選定を行ったり(第一回、第二回、各3ずつ)、ネット証券を通じた顧客の投資信託運用を拡大しようとする活動を行っている。 筆者は、楽天証券の一社員として同プロジェクトの関連書籍の作成に協力したし(ダイヤモンド社より刊行予定)、4社協同での公開セミナーに参加する予定になっている(大阪では2011年11月7日、東京では2012年3月18日開催予定)。 投資信託及び投資信託

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  • 第152回 株式ポートフォリオ運用におけるアマ・プロ3つの「悪い癖」 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年07月01日 第152回 株式ポートフォリオ運用におけるアマ・プロ3つの「悪い癖」 カテゴリ:カテゴリ未分類 ポートフォリオ運用の「心」 複数の資産に分散投資した状態を総称して「ポートフォリオ」と呼ぶことは、多くの読者がご存じだろう。ポートフォリオはもともとフランス語で、紙を 挟んだファイルのことを指す。かつてパリの株式市場の参加者が有価証券を何枚も挟んで持ち歩く様子から、複数の有価証券を保有した状態をこう呼ぶように なったらしい。現在でも、デザイナーが作品を持ち歩く際に、絵をまとめたものをポートフォリオと呼ぶような使い方がある。 資産運用を語るに当たってはなしに済ませようとすると不都合な言葉だが、単行や雑誌の原稿では、初心者読者向けの文章では、ポートフォリオという言葉を使うと、「読者に難しい印象を与える」という理由で、編集者が難色を示すことが多い。 そういう意味では、今回の拙

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  • 第151回 個人の運用計画は「比率」よりも「金額」が簡単 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年06月17日 第151回 個人の運用計画は「比率」よりも「金額」が簡単 カテゴリ:カテゴリ未分類 個人の資産配分「簡便法」の追求 一般的な個人が、無理なく人の手で実行できる資産配分の方法はどのようなものであるか。筆者は、ここ数年このテーマについて試行錯誤している。 機関投資家の場合、キャッシュのインフローとアウトフローが比較的はっきりしていることが多いので、ALM(資産負債マネジメント)的な要素を考慮 しながらも、「リスク拒否度」を明確化させて、資産の中で、何に何%運用資金を投じるかと考えることで答えを出すことが一般的だ。 そもそも機関投資家の資金は「運用のため」であることがはっきりしているので、運用資金を何に何%に配分するかという意思決定方法が馴染みやすい。 たとえば、運用資産が120兆円以上に及ぶ日の公的年金のような運用でもこうしたアプローチで「基ポートフォリオ」を決め

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  • 第三十一回 誤解が多い、為替リスクと期待リターンの関係 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2006年05月19日 第三十一回 誤解が多い、為替リスクと期待リターンの関係 カテゴリ: 「ホンネの投資教室」 ■ゼロサム・ゲームのリスク・リターン 外国為替については、誤解が多い。プロでも、株式投資から投資の世界に入った人は、為替リスクや為替レートの決定について、誤った考え方を持っていることが少なくない。 投資を考える上で、為替リスクに関する誤解で最大のものは、為替リスクに関して株式の場合などと同じような意味での「ハイリスク・ハイリターンの原則」が成立する、と考えるものだろう。投資の解説書などで、たとえばハイリスク・ハイリターンの原則を説明するグラフの中に、「ミドルリスク・ミドルリターン」くらいの位置に、「外債」や「外貨預金」が入っていることがしばしばある。 為替レートの場合、年率の標準偏差で見て10%前後(円/米ドルの場合)、つまり株価指数のリスク(15%前後の数値を示すことが多い)

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  • 第147回 投資主体別、アセットアロケーションの方法論(下) - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年04月15日 第147回 投資主体別、アセットアロケーションの方法論(下) カテゴリ:カテゴリ未分類 前回に引き続いて、投資主体別に、適切だと思われるアセットロケーションの方法を考えてみよう。今回は、個人投資家を取り上げる。個人投資家といっ ても、機関投資家並みに巨額の資産を運用していたり、運用のプロ(あるいは元プロ)であったり、といったケースでは、機関投資家と同等の考え方や方法でア セットアロケーションを行えばいいが、それ以外の「一般的な」個人投資家の場合は、何らかの簡便法を用いることが現実的な選択肢になることが多いだろう。 運用好きの個人:M-V法 個人投資家の中でも、自分で株式のポートフォリオを(注:数銘柄でも立派な「ポートフォリオ」だ!)運用しているような方には、一般的な年金基金が 使っているような、期待リターンと、標準偏差・相関係数で表されたリスクを使ってポートフォリオ

  • 第146回 投資主体別、アセットアロケーションの方法論(上) - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年04月01日 第146回 投資主体別、アセットアロケーションの方法論(上) カテゴリ:カテゴリ未分類 アセットアロケーション(資産配分)は、投資の結果に対して重大な影響を及ぼすが、答えとなる配分をクリアに示すことができて「こうすればいい!」と主張できる決定的な方法がない。 決定的な答えに自信を持つことができず、しかし、投資人にとっては重要であるため、専門家といえども、投資家に対して「答え」をアドバイスすることはできない。良心的にやろうとすると、自分でアセットアロケーションを決めるための方法をアドバイスして、投資家が自分でアセットアロケーションを作ることを手助けするのがせいぜいだ。 他人のお金を扱う以上、たとえば株式の運用でも同様なことがいえる。しかし、アセットアロケーションの決定は、投資家の運用パフォーマンスに対して(時には人生に対しても)、株式ポートフォリオのベンチマークに

  • 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その2 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年12月17日 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その2 カテゴリ:カテゴリ未分類 8)素人の難点8:過去の株価の動きが将来の株価に影響すると思っている 6) も7)も、そもそも過去の株価の動きが、将来の株価の動き(より正確には「投資収益率」)に影響すると思っていることが原因だといえる。し かし、過去の値動きのパターンで将来のリターンは有効に予測できないと考えるのが、運用業界、あるいはファイナンス研究の常識だ。 だが、素人投資家の中には、過去の値動きこそが主要な投資判断の要素だと思っている投資家が少なからず混じっている。たとえば、チャート分析だけで投資している投資家がいないわけではない。 こ れには、チャート分析は誰にでも手軽にできるので、未経験者を投資の世界に引きずり込むにはチャートを教えるのがてっとり早いと考える証券業界側 のたくらみが影響しているかもしれない

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  • 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その1 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年12月17日 第140回 「素人の株式投資」が陥りやすい10の難点その1 カテゴリ:カテゴリ未分類 あるライターの方(マネー運用がご専門ではない)と話をしていたら、架空のケースなのだが、次のようなケースについてどう考えるべきか、教えて欲しいと質問された。 Q.ライターさんの質問 ある投資家が10銘柄の株式に投資している。10銘柄のうち、4銘柄の値動きが悪いので、彼は、これらを売却して、その資金を、残りの6銘柄のうち、値動きのいい銘柄2つに追加投資しようとしている。彼の判断は正しいか? 答えを考えてみるうちに、彼の質問の中には、素人投資家が陥りやすい誤りが満載されていることに気づいた。 一般論として、素人は下手で、プロは上手いと、運用成績面で言えるわけではない。しかし、素人投資家の一定割合には、「いかにも素人的」で明らかに不合理、又は、非合理的である可能性が大きな、共通の投資の癖が

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  • 第141回 ほどよいオーバーコンフィデンスは可能か? - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2011年01月07日 第141回 ほどよいオーバーコンフィデンスは可能か? カテゴリ:カテゴリ未分類 行動経済学で研究されている興味深いテーマの一つに、「オーバーコンフィデンス」(over-confidence)という現象がある。オーバーコンフィデンスとは、一言で言うと「自信過剰」のことだ。人間とは、自信過剰気味の生き物なのだ。 オーバーコンフィデンスは資産運用及び運用ビジネスに深い関係がある。投資家が自己チェックをする上でも、オーバーコンフィデンスを理解しておくことが有効だ。 自分の判断は投資を改善する? オーバーコンフィデンスとは人間の非合理的なバイアス(偏り)として報告されている現象で、人間が、実際にそうである以上に自分の判断・関与などに自信を持つ傾向があることを指す。 たとえば、ある調査によると、自動車を運転する人のざっと8割は、自分が「全ドライバーの平均以上に運転が上手い」と思

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    kaeru333
    kaeru333 2011/01/15
    日本にアクティブファンド教っているのかしら・・・?
  • 第138回 日本版ISAと確定拠出年金がある運用計画の作り方 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年11月19日 第138回 日版ISAと確定拠出年金がある運用計画の作り方 カテゴリ:カテゴリ未分類 確定拠出年金と日版ISA 通称「日版401k」こと確定拠出年金は、従来の企業年金の運用リスクが企業にとって過大な負担であることもあって近年普及拡大している。読者の中には、確定拠出年金を用意してくれている会社にお勤めの方も少なくないだろう。 また、案外気づかれていないが、サラリーマンであっても、加入しているのが厚生年金のみで、企業独自の加算年金がない場合は、個人として「個人型」の確定拠出年金に加入できる(月額上限2万3千円)。自営業者など、厚生年金に加入していない場合は、もっと大きな金額(月額上限6万8千円)で利用できる。 確定拠出年金は、何といっても掛け金が所得控除できるので、利用可能な枠一杯まで利用することが得になるケースが多いはずだ。確定拠出年金の制度や、確定拠出年金向け

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  • 第137回 インデックス・ファンドのアセット・アロケーション - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年11月05日 第137回 インデックス・ファンドのアセット・アロケーション カテゴリ:カテゴリ未分類 連載の第108回「投資信託の入門(下)」に、日株、先進国株、新興国株のアセット・アロケーションに関する試算を載せた。あれから、1年半程度が経過して、その間にデータが増えた。 そこで、新しいデータを加えてリスク値の前提を計算し直して、改めて、個人投資家向けの主にリスク資産部分のアセット・アロケーションについて考えてみたい。 過去データは、リターンにはそのまま使えない 今回も、日株はTOPIX、先進国株はMSCI-KOKUSAI、新興国株はMSCI-EMをそれぞれのアセットクラスのベンチマークとして使用する。 今回は、データの始点は前回の計算同様1999年2月だが、データの終点として直近の2010年9月のリターンまでを含めてみた。11年8カ月分のデータである。 まず、初歩的な注

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    kaeru333
    kaeru333 2010/11/09
    "過去の平均リターンを使うことはできない。" これがポイントなのかなー。
  • 第136回 運用内容は人によってどの程度異なるか - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年10月15日 第136回 運用内容は人によってどの程度異なるか カテゴリ:カテゴリ未分類 世の中には色々な人がいて、様々な運用商品がある。現実の運用は、人それぞれなのだが、果たして、お金の運用は人の事情によってどの程度変化すべきものなのだろうか。 下の図は、有名なCAPM(Capital Asset Pricing Model。資資産価格モデル)の導出過程の説明によく使われる図で、リスク資産の有効フロンティア上の一点とリスク・フリー資産(借入を含む)との組み合わせを表す直線(証券市場線)が最も効率的な投資機会集合となって、リスクに対して慎重な投資家も、リスクに対して積極的な投資家も、保有するリスク資産の組み合わせは同じものになるという部分を説明する際によく使われる。 CAPMを説明する典型的な図 ここで、全ての投資家が同じポートフォリオMを選択する理由は、投資家が保有する情報が

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  • 第134回 「バブル」を中心とする経済・相場のサイクル - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年09月17日 第134回 「バブル」を中心とする経済・相場のサイクル カテゴリ:カテゴリ未分類 必ず、ではないがバブルは起こる 今回は図を中心に考えてもらおう。まず、図1を見て欲しい。 <図1> “バブル”のサイクル 過去25年くらいの経済を観ていると、資産市場がバブル化して、バブルであるからにはこれが崩壊し、金融緩和から景気が回復する、そしてまた、何らかのきっかけがあって再びバブルが形成される、といったプロセスが繰り返されてきた。 この場合、バブルとは、合理的に正当化できないくらい高く、長期的に継続できないような資産価格の高騰、としておこう。その対象は株式であったり、不動産であったりするし、それ以外のものになる可能性もある。 循環プロセスとして考えると、不況→景気回復→ブーム→不況、あるいは不況→景気回復→不況といった、図1の左下側を中心に小さく循環する可能性もあるが、何らかの

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  • 第133回 インデックス運用の強味とその理由 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年09月03日 第133回 インデックス運用の強味とその理由 カテゴリ:カテゴリ未分類 インデックス運用は「負けない」 プレゼンテーションについて書かれたを読むと、プレゼンテーションではポイントを三つ挙げて説明するといいらしい。 筆者、早速これを取り入れて、インデックス・ファンドの長所について説明する際には、(1)分かりやすい、(2)手数料が安い、(3)負けない、の三点がポイントだ、と説明することにしている。 分かりやすい、というのは、株価指数を見ていると自分のポートフォリオのパフォーマンスがよく分かるし、過去のパフォーマンスやリスクを知る上で も、メンテナンスに連続性のある指数であれば、具合がいい。これらが運用プロセス上どのように長所であるかという点については、前回書いた、ベンチマーク についての拙稿を読んでいただけると、ご理解いただけると思う。 手数料が安いことは、決定的な長

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    kaeru333
    kaeru333 2010/09/14
    平均運用の有利性が僕も一番感じやすいです。
  • 第131回 「時価評価」の考察 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年08月06日 第131回 「時価評価」の考察 カテゴリ:カテゴリ未分類 「時価評価しない」はありえない 仕事で運用に携わったことがあると、「時価評価」の重要性は、いわばカラダに染み込むように常識化するのではないかと思うのだが、人によっては運用のプロでも、自分の置かれた利害によって「時価評価をしなくてもいい」という主張をすることがあって、油断がならない。 時価評価に関する議論には幾つかの錯綜しやすいポイントがある。時価評価を回避したい利害を持つ人は、こうした錯綜を利用して、誤解したふりをしたり、「複数の説があって決められない」とか「必ずしも必要でない」と言ったりして、時価評価を避けようとする。 説明としては不細工だが、あえて要点を箇条書きでまとめると、重要な点は以下の通りだ。 資産は(できれば負債も)全て時価評価を行うべきで、例外はない。時価評価は「現実に売れる(手仕舞える)価格」

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  • 第130回 大学の「金融資産運用論」の春学期授業が終わった - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年07月16日 第130回 大学の「金融資産運用論」の春学期授業が終わった カテゴリ:カテゴリ未分類 リターンとリスクは自分で計算せよ! 既報の通り、筆者は、今年の春から、獨協大学で「金融資産運用論」と題する授業を担当してきた。対象は学部の学生達で、2年生から4年生までの学生 だった。多少は予備知識があった方がいいだろうということで、1年生を外した。春学期は、全部で14回の授業予定があったが、全ての授業を7月15日に終 了した。 大学の学生の場合、一般の大人向けよりは、理屈っぽい内容でよかろうとも思ったが、運用業界の人と同じ前提知識はないはずなので、どのくらいの難し さがいいかの加減が難しかった。 授業では、大まかに、投資に関する理論を理解するための基礎知識を教えた後で、「市場の効率性」に関する現実的な姿や、行動ファイナンスによるモダ ンポートフォリ理論への批判を教えて、合理的な人

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  • 第128回 インデックス運用とCAPM - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年06月18日 第128回 インデックス運用とCAPM カテゴリ:カテゴリ未分類 インデックス運用は「理論的」か インデックス運用、特に、TOPIX(東証株価指数)、MSCI、S&P500といった時価総額ウェイトの株価指数に対するトラッキングを目指す運 用を、CAPM(Capital Asset Pricing Model:資資産価格モデル)に基づく理論的な運用ないしは、理論の応用だと主張する向きがある。 これらの株価指数は、時価総額加重のポートフォリオである点で、CAPMでいう「マーケット・ポートフォリオ」と似ている。確かに、それぞれをマー ケット・ポートフォリオだと考えると、「インデックス運用は、CAPM理論の直接的な応用だ」と言いたい気持ちになるのも分かる。 また、実務家が、たとえば個別銘柄や株式ポートフォリオについて、日株であればTOPIXに対する感応度を「β値」(推計

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  • 第122回 お金と爽やかに付き合う7箇条 - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年04月03日 第122回 お金と爽やかに付き合う7箇条 カテゴリ:カテゴリ未分類 「爽やかに」というコンセプトで 私事で恐縮ながら、今月の25日発売で、お金に関する一般向けの書籍「お金とつきあう7つの原則」(ベストセラーズ)を 出版する。 運用を中心にお金に関するは何冊か書いてきたが、今回は、お金についてどう考えるかという「お金観」の問題、稼ぎのいい仕事とそうでない仕事は何 がちがうのかといった稼ぎの構造の問題、金融的なバブルのサイクルと絡めた投資の仕方など、今までの純然たる「運用」よりも範囲を広げて、一般向けを意 識して書いてみた。 当初、構成を考えながら、「お金をきっちり無駄なく管理して、合理的に運用する方法」を語るをイメージしていたのだが、を書きながら、金融的な 取引で誤解したり、騙されたりするのは損も大きいし、気分も悪いから、これには気をつける必要があるが、日常的

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  • 第123回 大学生に教えるマネー運用 その2 ~運用常識の嘘~ - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年04月04日 第123回 大学生に教えるマネー運用 その2 ~運用常識の嘘~ カテゴリ:カテゴリ未分類 連載の百二十回目「大 学生に資産運用を教える授業計画について」(2010年2月19日)に書いたように、この4月から、獨協大学の経済学部で学部の学生(2年生以 上)に「金融資産運用論」と題して、お金の運用の講義をすることになった。連載の読者のご関心とも共通点があると思うので、講義案や講義の反省などにつ いて、連載でも随時取り上げていきたい。 授業計画上の第一回はガイダンスになっているので、第百二十回の原稿に書いたような内容と、講師の自己紹介、講義の抱負、試験・単位認定の要領など を話して終わりです。資産運用の話は何が難しいか、学者と先生は何が違い、自分(=山崎)はこの講義でどういう立場で何を目指しているか、ということなど を話す予定だ。 具体的な内容に入るのは、次の第二回か

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  • 第124回 大学生に教えるマネー運用 その3 ~運用理論の勢力図~ - 山崎元のホンネの投資教室:楽天ブログ

    2010年04月16日 第124回 大学生に教えるマネー運用 その3 ~運用理論の勢力図~ カテゴリ:カテゴリ未分類 3系統のファイナンス理論 いきなりで恐縮だが、以下の図1を眺めてみてもらいたい。 図 1 これは、筆者が今年担当することになった獨協大学の「金融資産運用論」の初回の授業で学生に紹介した図だ。 「伝統ファイナンス」という用語は、必ずしも学術的に定着した用語ではないが、いわゆるポートフォリオ理論やオプション価格理論などの、(1)人間 は合理的に(この場合おおむね「期待効用最大化的に」という意味)投資に関する判断を行っており、(2)市場では裁定が十分行われている、と前提する諸理 論をこう呼んでみた。 これに対して、「行動ファイナンス」は、「人間の判断・行動には系統的なバイアス(歪み)があるとして、伝統ファイナンスを批判すると共に、このバ イアスの存在を前提とした上で資市場の振る

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