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ブックマーク / aseiito.net (26)

  • 「改革開放40周年」の年に「第二次社会主義改造」論を見て思う

    中国に関して結構面白いにも関わらず、日ではあまり言及されていないものが諸々あるので、すこし書いてみる。 一つは「第二次社会主義改造」(“the second wave of the Socialist Transformation”)論だ。 『財新』という雑誌の論説(2018年9月24日)を読んでいて、飛び込んで来た一説が「最近、第二社会主義改造説が議論になっている」という言及だ。 社会主義改造(The Socialist Transformation)とは、1955年から1956年にかけて高潮(あるいは「紅」潮)を迎えた、中国経済の国有化/集団化のことだ。現代中国経済を議論した教科書を見れば必ず言及があるはずで、例えばBarry NaughtonのThe Chinese Economy(The Second Edition)をちょうどゼミで輪読しているが、引き続き、当然言及がある(Ch

    「改革開放40周年」の年に「第二次社会主義改造」論を見て思う
    kaikaji
    kaikaji 2018/10/02
    【伊藤亜聖】「改革開放40年の節目に、「社会主義改造」という言葉が出てくるのに驚いた。同時に、これが中国における言論界の現状でもある。」
  • 「新興国×テック」の時代はあり得るか?③~番外編:エチオピア・アディスアベバで見たチャイナな写真集

    番外編として「エチオピアでみたチャイナな場面」を独断と偏見でランキング形式でご紹介します。なお、新興国でのテック/スタートアップの可能性を考えた、現地での視察のノートは前回、前々回のブログを、新興国と中国の関係深化という意義での中国政府による「一帯一路」構想についての筆者の考えについては、例えばこちらを参照ください。 以下では2018年8月8日から12日にエチオピアの首都アディスアベバで滞在中に見かけた中国要素を抜き書きしてみる。こうしてみるとチャイナばかりに見えるが、当然、チャイナなところだけを抜き出しているので、街中は現地語であるアムハラ語表記や英語表記が多いことは十分に割り引いて見てください。 この手の記事は上野きよりさんの「 中国が旗を振る「エチオピア開発」の光と影」(東洋経済Online)がすでにあります。少なくとも私よりは高口康太さんや山谷剛史さん辺りがもっとずっとずっと上手だ

    「新興国×テック」の時代はあり得るか?③~番外編:エチオピア・アディスアベバで見たチャイナな写真集
    kaikaji
    kaikaji 2018/08/13
  • 「新興国×テック」の時代はあり得るか?①~南アフリカでベンチャー企業を回る編

    新興国におけるスタートアップとベンチャーをどう見るか? 8月6日から8日まで南アフリカのケープタウンとヨハネスブルグを訪問し、現地のスタートアップ企業でインタビューをする機会を得ました。今回の調査はグローバルなスタートアップムーブメントが、新興国でいかに広がりがあるのかを探るもので、JETROの支援を得て調査をしています。 前提となる問題意識は「先進国以外でのデジタルエコノミー、スタートアップの広がりが生まれているように見える。これは広く新興国経済を考えるうえで新しい論点となっているのではないか?」というものです。 筆者はここ数年、中国のスタートアップを追いかけてきました。特に2017年度はイノベーション都市として注目を集めつつある深圳市に滞在し、現地のエコシステムの形成を分析してきました。HUAWEIのような製造業分野の大企業から、テンセントに筆頭されるIT企業、さらにベンチャーの領域で

    「新興国×テック」の時代はあり得るか?①~南アフリカでベンチャー企業を回る編
    kaikaji
    kaikaji 2018/08/09
    【伊藤亜聖】
  • シンセンに2ヶ月半ぶりに来たら地下鉄のQR コード乗車が普及し始めていた

    2か月半ぶりに深圳を訪問しました。地下鉄の改札の一部が、QRコード対応になっており、Wechatのミニアプリから乗れるようになっていました。乗車カード「深圳通」はこれはこれで十分便利なので、しばらく改札を見ているとQRを使っているのは10人中2~3人くらいでした。 WECHATのミニアプリを起動、電話にショートメッセージが来て認証。中国アプリの標準的手続き。 QRコードをかざす こんな感じ。 若干渋滞している。コード呼んでくれないことがある様子。通勤ピーク時間帯は大変かも。 改札を入ると乗車駅が表示。 降りた駅も表示。 ミニアプリからどこで乗ったか、どこで降りたか見れます。

    シンセンに2ヶ月半ぶりに来たら地下鉄のQR コード乗車が普及し始めていた
    kaikaji
    kaikaji 2018/06/24
    【伊藤亜聖】
  • 深圳在外研究メモ No.49 「ビッグデータ」産業の振興にかける貴州貴陽を訪問編~最貧地域からもユニコーン企業が登場、そして沿海のイノベーションエコシステムが内陸へと浸透を開始

    深圳在外研究メモ No.49 「ビッグデータ」産業の振興にかける貴州貴陽を訪問編~最貧地域からもユニコーン企業が登場、そして沿海のイノベーションエコシステムが内陸へと浸透を開始 過去数年、時折耳にしていた貴州のビッグデータ産業基地を訪問する機会がありました。いくつか感想をメモしておきます。 1.貴州からもユニコーン企業~「後発地域xテック」でなにが起きるか 貴州といえば中国の中でも内陸に位置し、なおかつ目立った産業のない貧困地域と位置付けられてきました。1980年代に現地を訪れたことのある方からは当時はご馳走として出てきたべ物が豆腐だったという話を聞いたことがあるほどです。 現在重慶市党書記に昇進した陳敏爾氏が貴州省書記の時代に、米国を視察し、現地のビッグデータ産業の胎動を目にし、それを貴州省の発展戦略の中核に据えたことが、現在の蛙飛び型のビッグデータ産業発展戦略につながっているそうです

    深圳在外研究メモ No.49 「ビッグデータ」産業の振興にかける貴州貴陽を訪問編~最貧地域からもユニコーン企業が登場、そして沿海のイノベーションエコシステムが内陸へと浸透を開始
    kaikaji
    kaikaji 2018/03/13
    【伊藤亜聖】
  • 深圳在外研究メモ No.48 番外編~米国ベイエリア出張でシリコンバレーを垣間見た、そして同時に社会実装での新興国の可能性を感じた

    注:「シリコンバレー」の定義はJoin Venture Silicon ValleyのSilicon Index 2018の定義により、サンタクララ郡全域、サンマテオ郡全域およびサンフランシスコ市、そして近隣のアラメダとサンタクルズの一部。「サンフランシスコ・ベイエリア」は、アラメダ郡、コントラコスタ郡、サンタクララ郡、サンフランシスコ郡、サンマテオ郡、ソノマ郡、ソラノ郡、ナパ郡、マリン郡を含む。深圳市は同市の行政区画をそのまま指し、「大湾区」は広州、佛山、肇慶、深圳、東莞、恵州、珠海、中山、江門の大陸9市に香港、マカオを加えた地域を指す。 出所:筆者作成。 もう一点指摘できるのは、ベイエリアの人口面での人の少なさと、もう一方での多様性(およびその分断)です。ベイエリア全体の人口は800万人弱です。これは世界最高の密度を誇る中国沿海部や東京に慣れている感覚からして、なので、そこと比較するな

    深圳在外研究メモ No.48 番外編~米国ベイエリア出張でシリコンバレーを垣間見た、そして同時に社会実装での新興国の可能性を感じた
    kaikaji
    kaikaji 2018/02/16
    【伊藤亜聖】
  • 深圳在外研究メモ No.46 TEDx珠江新城で大湾区(ビッグベイ)の個性的なストーリーを聞いた編 ~シャンザイ王、名創優品(メイソー)、広州富力…

    深圳在外研究メモ No.46 TEDx珠江新城で大湾区(ビッグベイ)の個性的なストーリーを聞いた編 ~シャンザイ王、名創優品(メイソー)、広州富力… 2018年1月14日、広州市のグランドハイアットホテルで開催されたTEDx珠江新城に高須正和さん(ニコ技深圳観察会/スイッチサイエンス)と一緒に参加しました。 公式サイトはこちら。 テーマは「湾区製造 City Future City Now」。英語に直訳するとMade in Bay Areaになるはずです。広東省の中核地域はこれまで珠江デルタと呼ばれてきましたが、昨年来、「大湾区」という構想が胎動しています。サンフランシスコ・ベイエリア、東京ベイエリアに匹敵する経済都市、とくにイノベーション活動を内包する都市圏をつくる構想で、中央政府も同構想を認可しています。中山大学の友人から何年か前から「東京ベイエリアについて教えてほしい」という話があっ

    深圳在外研究メモ No.46 TEDx珠江新城で大湾区(ビッグベイ)の個性的なストーリーを聞いた編 ~シャンザイ王、名創優品(メイソー)、広州富力…
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    kaikaji 2018/01/16
    【伊藤亜聖】
  • 深圳在外研究メモ No.45 深圳建築ビエンナーレで城中村・南頭古城を訪問編 ~「共生する都市」、開発業者、タオバオ村の未来図

    深圳在外研究メモ No.45 深圳建築ビエンナーレで城中村・南頭古城を訪問編 ~「共生する都市」、開発業者、タオバオ村の未来図 2017年12月15日から2018年3月15日の会期で、深圳建築ビエンナーレが開催されています。テーマは「城市共生」(Cities Grow in Difference)、訳すとすれば「共生する都市」でしょうか。 正式名称は「2017 深港城市/建築双城双年展(深圳)」2017 Bi-City Shenzhen Biennale of Urbanism / Architecture (Shenzhen)です。すでに7回目の開催で、日語でも調べると過去の見学レポートが見られます。 2008年のレポート(第1回):月刊旧建築trystero.exblog.jp 2009年のレポート:アジアと建築ビエンナーレを考える五十嵐太郎(東北大学教授/建築史、建築批評) 201

    深圳在外研究メモ No.45 深圳建築ビエンナーレで城中村・南頭古城を訪問編 ~「共生する都市」、開発業者、タオバオ村の未来図
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    kaikaji 2018/01/13
    【伊藤亜聖】
  • 深圳在外研究メモ No.43 電子製品製造受託のJENESISでインターンしてみた編~緊張感がないと日本市場向けのモノは作れない

    深圳在外研究メモ No.43 電子製品製造受託のJENESISでインターンしてみた編~緊張感がないと日市場向けのモノは作れない 2017年12月25,26,27,日,29日の4日間、日向け電子製品の製造受託をしているJENESISの工場でインターンをする機会を得ました。生産ラインに入れていただき、限られた時間ではありましたが、現場の雰囲気と作業を体験できました。JENESISの藤岡さんには深くお礼を申し上げます。一緒に体験した茂田さん、美谷さん、Minakoさんにも感謝です。別日程にて体験された高須さんの記事(おそらく年明けに公開、そしたらリンクします)も面白い観点でまとめられているので、そちらもチェックしてほしいと思います。 追記:藤岡さんは、ご著書『ハードウェアのシリコンバレー深圳に学ぶ』に創業からの経緯を詳しく書かれています。ぜひご一読をお薦めします。 以下ではJENESISイン

    深圳在外研究メモ No.43 電子製品製造受託のJENESISでインターンしてみた編~緊張感がないと日本市場向けのモノは作れない
    kaikaji
    kaikaji 2017/12/31
  • 深圳在外研究メモ No.41 メイカースペースSEGMAKER入居メンバーにじっくり話を聞いてみた編~画像認識スタートアップ易視智瞳科技の場合

    深圳在外研究メモ No.41 メイカースペースSEGMAKER入居メンバーにじっくり話を聞いてみた編~画像認識スタートアップ易視智瞳科技の場合 在外研究メモNo.4で書いたように、深圳市の電気街華強北のランドマークビル、賽格広場にあるメイカースペースSEGMAKERにスペースを借りています。イベント開催や日常的な打ち合わせに使っているのですが、スペース内にはおよそ30社のスタートアップが入居しています。ロシアドイツ、ベラルーシ、香港、台湾といった大陸中国以外のプロジェクトもありますが、大部分は中国ローカルのスタートアップです。 なかでも一番大きなチームとして存在感があるのが、画像認識スタートアップの易視智瞳科技有限公司です。以前から知り合いになっていたのですが、共同創業者でCEOの黄さんに今回じっくり話を聞くことができたので、このエントリーではインタビュー形式で、同社を紹介したいと思いま

    深圳在外研究メモ No.41 メイカースペースSEGMAKER入居メンバーにじっくり話を聞いてみた編~画像認識スタートアップ易視智瞳科技の場合
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    kaikaji 2017/12/21
  • 深圳在外研究メモ No.37 深圳大学で深圳経済についてプレゼンしてみた編~ゲリラ産業と城中村は深圳にもう不要なのか?

    深圳在外研究メモ No.37 深圳大学で深圳経済についてプレゼンしてみた編~ゲリラ産業と城中村は深圳にもう不要なのか? 10月25日に深圳大学の学部生、大学院生、若手研究者向けのセミナーで報告をしました。報告タイトルは”Shenzhen as Innovative City: Hardware ecosystem and beyond manufacturing”で、資料はここにアップロードしておきます。基は、私がSEGMAKERにて報告している内容ですが、現地の学生向けの資料なので、若干アレンジはしてあります。40人くらいの学生が来てくれたのですが、深圳大学一年生との交流もできたのは貴重でした。 質疑応答ででた質問を列挙しておきます。全部で10の質問がありました。 1)深圳は確かに中国国内でも活力ある都市だが、第二の深圳というのは生まれる可能性はあるのか?あり得るとすればどこか?雄安新

    深圳在外研究メモ No.37 深圳大学で深圳経済についてプレゼンしてみた編~ゲリラ産業と城中村は深圳にもう不要なのか?
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    kaikaji 2017/10/30
  • 深圳在外研究メモ No.36 南山ソフトウェア産業基地のRocketspaceでVRとAIベンチャーに出会う編~「深圳市南山区的なスタートアップ」とはたぶんこんな感じ

    深圳在外研究メモ No.36 南山ソフトウェア産業基地のRocketspaceでVRAIベンチャーに出会う編~「深圳市南山区的なスタートアップ」とはたぶんこんな感じ 深圳市のベンチャー企業の新たな集積地が南山区に生まれており、その中でもソフトウェア産業基地が一つの拠点となってきたことをはすでに何回か取り上げてきました。メイカーフェアー西安の主催者であるKevin率いるMakerNetが、9月に福田区のコワーキングスペースから南山区ソフトウェア産業基地のRocketspace Shenzhenに移転したこともあり、Rocketspaceに最近時々お邪魔しています。 Rocketspaceはサンフランシスコに拠を置くコワーキングスペース運営会社で、Uberをインキュベートしたという実績を誇り、現在深圳を皮切りに中国国内での拠点拡張を進めています。今回Rocketspace Shenzhen

    深圳在外研究メモ No.36 南山ソフトウェア産業基地のRocketspaceでVRとAIベンチャーに出会う編~「深圳市南山区的なスタートアップ」とはたぶんこんな感じ
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    kaikaji 2017/10/21
  • 深圳在外研究メモ No.34 深圳開催のWTOグローバルバリューチェーンコンファレンス2017に参加してみた編~サプライチェーンにDigitalizationとChina Effectを入れたらどうなるのか?

    深圳在外研究メモ No.34 深圳開催のWTOグローバルバリューチェーンコンファレンス2017に参加してみた編~サプライチェーンにDigitalizationとChina Effectを入れたらどうなるのか? 10月12-13日に深圳市にてWTOが主催したコンファレンス、2017 Global Value Chain Innovation Development Summitにパネリストとして参加しました。2015年から開催されており、今年はWTOのチーフエコノミスト、Robert Koopman教授が呼びかけ人となっていました。テーマは国際価値連鎖(グローバリューチェーン, いわゆるGVCs) で、私の理解では既存のバリューチェーンに、(1)中国の影響(China Effect)、(2)デジタル化(Digitalization)を入れると何が起きるのか、という点に議論が集中していたと思い

    深圳在外研究メモ No.34 深圳開催のWTOグローバルバリューチェーンコンファレンス2017に参加してみた編~サプライチェーンにDigitalizationとChina Effectを入れたらどうなるのか?
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    kaikaji 2017/10/19
  • 深圳在外研究メモ No.35 深圳エレクトロニクス産業と自動車産業はどうつながるか編~スマートバックミラーから曲面ダッシュボード、そしてBYTONによれば車はスマートデバイスへ

    深圳在外研究メモ No.35 深圳エレクトロニクス産業と自動車産業はどうつながるか編~スマートバックミラーから曲面ダッシュボード、そしてBYTONによれば車はスマートデバイスへ 中国南方の経済の中心、珠江デルタ地域には、デルタ東南には深圳市を中心としたエレクトロニクス製品のサプライチェーンがあり、一方で北の広州市には自動車産業のサプライチェーンがあります。企業訪問をしていると、感じることは、現状では広州と深圳のサプライチェーンの間には大きな壁があり、相互の間には直接的な連関が薄いのが実情です。この背景には自動車部品の特に機能部品の場合には人命にかかわるために極めてハードルが高く、サプライチェーンの管理も厳しく新規参入が困難であるという事情があります。深圳には電気自動車を生産するBYDがありますが、まだその生産台数は限られています。深圳の間にある東莞市では、企業によってはエレクトロニクス製品

    深圳在外研究メモ No.35 深圳エレクトロニクス産業と自動車産業はどうつながるか編~スマートバックミラーから曲面ダッシュボード、そしてBYTONによれば車はスマートデバイスへ
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    kaikaji 2017/10/19
  • 深圳在外研究メモ No.31 深圳テクノセンター訪問編~来料加工制度は終了へ、中国国内需要の開拓と難加工への挑戦

    深圳在外研究メモ No.31 深圳テクノセンター訪問編~来料加工制度は終了へ、中国国内需要の開拓と難加工への挑戦 深圳の日系企業といえば、大手複写機メーカーや家電メーカーと並んで、テクノセンターの存在を指摘できます。現在の第三期は深圳市の北部、観欄にあり、現在19社が入居しています。 テクノセンターは1992年に開設され、来料加工の形態で多くの日系企業の現地進出をサポートしてきました。来料加工とは、加工貿易としての性質、すなわち原料を無関税で持ち込み、製品を輸出する形式に加えて、香港法人から華南の村への委託という形態をとることで、直接投資形態をとらない(つまり中国で法人を設立しない)、特殊な加工貿易形態です。 今回の在外研究中にも、テクノセンターのまさに開拓者である石井次郎さん、そしてテクノセンター総務部の西村三沙さんに加えて、さらには入居されている企業にも何社かお邪魔させていただき、お話

    深圳在外研究メモ No.31 深圳テクノセンター訪問編~来料加工制度は終了へ、中国国内需要の開拓と難加工への挑戦
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    kaikaji 2017/09/17
  • 深圳在外研究メモ No.24 深圳国際ドローン展2017に参加する編②~展示の特徴は産業用、大型機、固定翼、そしてアンチドローンシステム等々。非空撮市場をめぐる競争へ。

    深圳在外研究メモ No.24 深圳国際ドローン展2017に参加する編②~展示の特徴は産業用、大型機、固定翼、そしてアンチドローンシステム等々。非空撮市場をめぐる競争へ。 6月24日、深圳ドローン展の2日目、主に会場を見学しました。 産業用ドローンが展示の大多数を占めており、なかでも警察公安消防といった官需系ドローン、そして固定翼ドローンが目立ちました。要するに、DJIが市場を掌握しているコンシューマーセグメント以外で、各社競争しようとしていることが明確に表れていました。ただ、DJIもMatrice200に代表される機種で、特に測量と検査市場を、Agrasで農業用市場を開拓しています。徐々に民需はDJI、官需は他の大手、といった方向が見えてくる可能性も感じました。 以下、写真です。 1.個別コンファレンスの様子 会展中心五階からの風景。 少し覗いたドローンの電力システムへの応用フォーラム。関

    深圳在外研究メモ No.24 深圳国際ドローン展2017に参加する編②~展示の特徴は産業用、大型機、固定翼、そしてアンチドローンシステム等々。非空撮市場をめぐる競争へ。
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    kaikaji 2017/06/25
  • 深圳在外研究メモ No.23 深圳国際ドローン展2017に参加する編①~「世界無人機大会」の規模、そして南京航空航天大学の先生の「ドローン×AI」の議論が刺激的だった

    深圳在外研究メモ No.23 深圳国際ドローン展2017に参加する編①~「世界無人機大会」の規模、そして南京航空航天大学の先生の「ドローン×AI」の議論が刺激的だった 私は新興産業の事例研究として、中国のドローン産業にも注目して研究をしています。最近ですと日の専門メディアDrone Journalに「加速都市・深圳から見るドローンの未来」を書いています。 現在滞在している深圳では、昨年に続き深圳市無人機協会の主催による深圳国際ドローン展が開催されています。昨年の展示会にも参加しているので、去年の開催概要はこちらをご覧ください。 以下、初日に参加した雑感を写真にメモしておきます。現時点での印象としては、①昨年は参加が見られなかったDJIが、副総裁をコンファレンスに出したことが会議自体の重みを大きく変え始めている、②コンシューマーセグメントにおけるDJIの一強状態を反映して、出展メーカーは産

    深圳在外研究メモ No.23 深圳国際ドローン展2017に参加する編①~「世界無人機大会」の規模、そして南京航空航天大学の先生の「ドローン×AI」の議論が刺激的だった
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    kaikaji 2017/06/25
  • 深圳在外研究メモ No.21 深圳のなんとなく大事なエリアの風景写真をまとめる編~徐々に成長の極は西側へ

    ある方に頼まれたこともあり、ひとまずこの50日ほどで深圳で撮影した写真を整理しました。合計8,128のファイル(写真と動画)があるので、大事そうなエリアを並べます。基は建物の写真ですが、それぞれのエリアに入居している企業や人についてはそれぞれリンクを張るので、そちらをご参照ください。(一部地域区分に誤りがあるかもしれませんが、ひとまずの印象でまとめます) 日語で有用な地図として上記の高須さんたちが作成した地図が有用です(ニコ技深圳観察会まとめ(過去のブログポータル)に掲載されています)。 深圳の面積は2,050km²で、東京都の2,188 km²よりも若干小さい程度です。東側の羅湖にアヘン戦争後に広州と香港を結ぶ列車の国境が設定されたこともあり、羅湖が長らく深圳の中心でしたが、特に1978年改革開放以来、このエリアが発展してきました。その後、2000年代に西側の福田、さらに2010年代

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    kaikaji
    kaikaji 2017/05/22
  • 深圳在外研究メモ No.20 Makeblockの創業者Jasen Wangの視野と初の主催イベントを見た編~深圳の真ん中で子供たちはMakeblockを遊びつくす

    深圳在外研究メモ No.20 Makeblockの創業者Jasen Wangの視野と初の主催イベントを見た編~深圳の真ん中で子供たちはMakeblockを遊びつくす 中国のメイカーズムーブメント(≒スタートアップムーブメント)の中から登場し、ハードウェアアクセラレータHAXの第一期卒業生という意味でも「新しい深圳」を代表する会社の一つMakeblock。NHK BSの番組では深圳市政府系の投資ファンドから約1億元を調達する過程が放送されていました。STEM教育向けのロボットを開発製造し、キックスターターでは当初苦労したそうですが、現在では主力製品mBotに加えて様々な派生製品やさらにドローンまでをリリースしています。 1)HAXトークイベントでのJasenの発言要旨 Makeblockの創業者、Jasen Wang(王建軍)の話は4月18日にアクセラレータHAXのワークショップにて聞くこと

    深圳在外研究メモ No.20 Makeblockの創業者Jasen Wangの視野と初の主催イベントを見た編~深圳の真ん中で子供たちはMakeblockを遊びつくす
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    kaikaji 2017/05/22
  • 深圳在外研究メモ No.14 ドローンスクールに入学してみた編~アプリ学習、Alipay支払い、そして総括は漢詩

    深圳在外研究メモ No.14 ドローンスクールに入学してみた編~アプリ学習、Alipay支払い、そして総括は漢詩 中国のドローン産業の研究をしており、3月に『中国ドローン産業報告書2017 動き出した「新興国からの新興産業」』を刊行しました。さらに現地の状況を深く理解するために、日ドローンレース協会の川ノ上氏と一緒に現地のドローンスクールに入学しました(以前からの知り合いの学校です)。直接的には農業用ドローンや視野外飛行も可能となるAOPA免許の取得が目標ですが、これを通して現地のドローン関連のコミュニティにも入れるので、さっそく興味深い学びが続いています。 まず入学を申請すると、Wechatで次のようなお知らせが来ました。 ①スマホとPCからログインできるアプリで勉強できるので、ダウンロードしてください ②学費はAlipayか銀行口座振替で支払ってください さらに同級生および先生のWe

    深圳在外研究メモ No.14 ドローンスクールに入学してみた編~アプリ学習、Alipay支払い、そして総括は漢詩
    kaikaji
    kaikaji 2017/05/05