映画に登場する、赤ちゃんを背負う子どもらの写真=1957(昭和32)年、小鹿野町(旧両神村)で(武藤盈撮影) 農業を主なテーマに作品を制作してきた埼玉県川越市在住の映画監督、原村政樹さん(67)のドキュメンタリー映画最新作「山里は持続可能な世界だった」が完成した。秩父市や小鹿野町など秩父地域を主な舞台に、自然と共に生きる山里の暮らしと、林業などの後継者の姿を描く。原村さんは「持続可能な世の中を実現する知恵の詰まった山里の価値観に触れてほしい」と願う。 (福田真悟)
豊かな自然の中で共に学ぼう-。鹿児島県薩摩川内市の「ウミネコ留学制度実施委員会」は、薩摩半島から西へ約40キロの東シナ海に浮かぶ下甑島(しもこしきしま)の同市立鹿島小に、来年度から入学・転学し里親宅で生活する児童(ウミネコ留学生)を募集している。地域はウミネコの繁殖南限地とされ、餌付け体験などの行事も体験する。 島では児童数が減少する中で、学校の活性化と自然を生かした教育活動を目指して1996年度から留学制度を実施、これまでに320人の児童・生徒を受け入れてきた。 今回の募集は第30期分(2025年4月から26年3月まで、継続可)。対象は小学2~6年生で男女は問わない。定員は13人程度。保護者は里親への委託料として月額3万5千円と、給食費(同4千円)や教材費などの経費を実費負担する。 申し込みは、同市教育委員会甑島教育課鹿島駐在へ資料を請求し、同封の申込書に記入・押印して提出。11月30日
日本人がマグロのすしを食べるようになったのは江戸後期以降。切り身をしょうゆに漬けてネタにし、屋台で供されたという。今のような高級魚ではなく大衆魚の位置付け▼さっぱりした赤身が重宝され、脂の多いトロは敬遠された。動物の肉を食べることが一般的でなく、食感が似たトロは好まれなかったようだ▼トロ人気の急騰は食の西洋化が進み、牛肉などを食す人が増えた戦後。冷凍技術の改良も進み、日本は世界中の海でマグロをとった▼太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議が閉幕し、来年以降の全体の漁獲枠を大型魚で1.5倍、小型魚で1.1倍に拡大することで合意した。価格が下がり、食卓に並ぶ機会が多くなるかもしれない。喜ぶべきニュースなのだろう▼いささかとり過ぎたせいで導入された国際的な規制。資源に一定の回復傾向が認められたから合意に至ったのだが、日本が当初求めた拡大幅はもっと大きかった。増枠に正面から反対せずとも、資源
国土交通省北陸地方整備局などは12日、能登半島地震で海底が隆起して出漁できなくなっている輪島港(石川県輪島市)を、地震前の状態に戻す短期復旧方針を発表した。場所は移転せず、現在の輪島港でおおむね2、3年で本復旧を完了させる。
能登半島地震で海底隆起などの甚大な被害が出た石川県輪島市の輪島港で12日、同市の海女によるもずく漁が再開した。6月に複数回行われた海中調査を経ての漁解禁となったが、海女1人が採れる量を制限した試験的な操業となった。なりわいとしての本格的な再開の見通しは立っておらず、不安の声も上がった。 輪島港は水深が浅くなり、漁船が漁に出られない状態が続いていた。海底の土砂をさらう作業が進み、海女を乗せる船が出港できるようになったことで、漁再開にこぎ着けた。
マグロの幼魚がこの時期、市場を彩っている。カツオに交じって水揚げされることが多く、一般の消費者の手が届きやすい値段になると丸々1匹を販売するスーパーも。「マグロを1匹食べた」と見えを張ってみたくて、記者(41)が自宅での調理に挑戦した。(藤原啓嗣) 手に入れたのは、3.4キロの和歌山産の「ダルマ」。メバチマグロの幼魚を、市場ではこう呼ぶ。幼魚といえども、家庭用のまな板の大きさでは収まらない。「さすがはマグロ」といったところか。マグロには、このほかクロマグロ、キハダマグロといった種類があり、それぞれの幼魚は「メジマグロ」「キメジ」と呼ばれる。地域によっては別の呼び名も。いずれも、成魚よりさっぱりした味わいで、市場関係者は「刺し身に向く」と勧める。 愛知、岐阜、三重の3県でスーパー22店舗を展開するタチヤ(名古屋市中区)の鮮魚売り場では、1匹約4キロのダルマを2千~3千円で販売することがある。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く