アメコミヒーロー映画は、世界的にメガヒットして、しばしばエンタメニュースで話題になるほどだ。しかし、米本国や世界での超メガヒットに比べて、日本での興行成績はそれほどでもない……と感じることも多い。なぜこのような事態が起きているのか。映画・音楽ジャーナリストでアメコミ映画にも詳しい宇野維正氏に聞いた。 【詳細な図や写真】表1:MCUの日米興行収入 ●日本ではアメコミ映画がヒットしない? アメコミヒーロー映画というジャンルがある。アメコミ、すなわちアメリカンコミックスのヒーローものを原作とした映画だ。それほど詳しくない方でも、『スパイダーマン』『バットマン』程度なら聞いたことがあるだろうし、もう少し詳しければ、『アベンジャーズ』というシリーズが複数のアメコミヒーローが集結する作品だということも、ご存知かもしれない。 現在、アメコミヒーロー映画は2つの大きなシリーズが知られている。マーベル・コミ
米Amazon.comは5月29日(現地時間)、Alexa搭載のスマートディスプレイ「Echo Show 5」を発表した。10.1インチの日本でも昨年12月に発売した「Echo Show」より小型の5.5インチ画面で、価格は税込み9980円。Echo Show(2万7980円)の半額以下だ。日本でも予約を受け付けており、出荷は6月の予定。 円形ディスプレイの「Echo Spot」は1万4980円なので、これより大きい画面でEcho Show 5の方が安い。Amazon.co.jpのEchoシリーズラインアップからEcho Spotが消えているので、Spotは販売を終了するのかもしれない。 Echo Show 5の画面は960×480ピクセルの横長。スピーカーは1.65インチの4Wスピーカー×1で、カメラは100万画素と、スペックは最小限だが、米Googleの「Pixel 3」と「Pixel
地震多発地域にある古代ローマの円形闘技場がいまも崩壊せずに残っているのは、ちょっとした謎となっている。地震波を迂回させられる「耐震透明マント」の研究に取り組んできた南フランスのエクス=マルセイユ大学の研究者は、古代の円形闘技場の形状が、耐震透明マントにおける建造物の規則的なパターンと似通っていることに気づいた。 by Emerging Technology from the arXiv2019.05.30 201 22 1 1 古代ローマの円形闘技場は、人類最古の建造物の1つだ。円形闘技場の建造物は古代ローマ帝国のさまざまな地域で非常によく保存されている。 このことは、ローマ帝国の支配下にあった多くの地域が地震多発地帯であることを考えると、特に注目に値する。ユーラシアプレートとアフリカプレートの境界付近に位置するこの地域はこれまでに多数の地震を経験し、円形闘技場以外の建物は倒壊した。したが
グーグルが資金提供した研究チームはこの4年間、科学において極めて議論を呼んだ実験の1つの再現に取り組んできた。テーブルトップ実験(実験室で実施する小規模な実験)で太陽の力を再現するというものだ。 常温核融合とは何か。核融合は恒星の中心で起きる反応で、水素原子が収縮して融合し、ヘリウムを作り出す。その過程で大量のエネルギーが放出されるというものだ。フランスの国際熱核融合実験炉(ITER)をはじめとする大規模プロジェクトは、地球上での大規模な核融合の再現を目指している。核融合には膨大な熱と圧力が必要なため、その実現は困難だ。たとえば、ITERは巨大な磁石によって閉じ込められた、太陽核の10倍となるおよそ摂氏1億5000万度の水素ガスの粒子を使う。これに対して常温核融合とは、通常の核融合と同じ反応を、室温で得るというアイデアだ。 果たして、このアイデアに正当性があるのかというと、その答えはノーだ
我々は米中貿易戦争における中国のアキレス腱を見てきた。カタストロフィックな話はウケが良いようで、プロの偉い人にもその記事を回覧して頂いたようだが、公平を期するためにも次は米国の弱点を見て行きたいと思う。 言うまでもなく米国の弱点はインフレ耐性である。関税を払うのは中国企業だけでなく米国の輸入企業と消費者でもある。我々は伝統的に中国製品への軽蔑から「中国製品はローテクで競争力が弱く、すぐに他国製品に代替されるため米国は無傷で済む」と考えがちであるが、果たしてそうだろうか。 ここで貿易戦争に先立って2018年1月からトランプ政権により「120万台を上限とする輸出割当分について関税20%、120万台を超える分については関税50%」を掛けられた洗濯機の例を見てみると、月間35万台あった輸入台数が半減し(つまり概ね実効関税が30〜40%程度と推定)、洗濯機の価格は12%上昇した。メーカーのサムスンや
<民間宇宙企業のスペースXは、低軌道小型通信衛星「スターリンク」60基を打ち上げ、数珠つなぎに一列で並んで欧州北西部の上空を移動する様子が撮影された> アメリカの実業家イーロン・マスクが率いる民間宇宙企業のスペースXは、2019年5月23日午後10時30分(アメリカ東部標準時)、低軌道小型通信衛星「スターリンク」60基を米フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。これら60基の「スターリンク」は、打ち上げから1時間2分後に高度440キロメートルに配備され、さらに高度550キロメートルまで達している。 Starlink Mission-Space X 5月24日午後11時頃(グリニッジ標準時)には、数珠つなぎに一列で並んで欧州北西部の上空を移動する「スターリンク」がとらえられている。オランダ南西部のライデンでは、天文学者のマルコ・ランブルック博士が「スターリンク」の軌道情報をもとに通
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