米やジャガイモのような炭水化物を調理、冷凍、再加熱すると、炭水化物が変化して、血糖値のコントロールを助ける難消化性でんぷんが作られる。(Photograph by Elzauer, Getty) 炭水化物を多く含んだ昼食をとったあと、午後の半ばにふいにエネルギー切れを感じたり、白米やジャガイモを食べると、いつもより早くお腹がすくように感じたりすることはないだろうか。そうした現象には理由がある。 白いパン、ジャガイモ、白米といったGI値(食後の血糖値の上昇度を示す指標)の高い炭水化物は、急速にブドウ糖(グルコース)に分解されて血糖値の急上昇を引き起こし、それが活力の急激な上昇とその後の急降下につながる。GI値が高い炭水化物を知っておけば血糖値のコントロールがしやすくなるが、ほかにも手がある。冷凍だ。 「米、パスタ、ジャガイモなどの食品は、調理してから冷凍し、その後に再加熱すると、でんぷんの構
