安倍晋三首相の妻の昭恵氏が、学校法人「森友学園」(大阪市)の籠池泰典氏の妻と最近までメールでやりとりしていたことが明らかになった。安倍首相も17日の衆院外務委員会で認めた。首相自身は籠池氏側と距離を置く発言を繰り返していたが、委員会では昭恵氏が前日の16日にもメールを送っていたとの指摘もあった。 これまでの国会答弁によると、昭恵氏は森友学園が新設予定だった小学校の名誉校長に就いていたが、2月24日までに辞任を申し出た。関係者によると、昭恵氏から籠池氏の妻の携帯電話にメールが送られたのは、その後の2月28日と3月8日。 2月28日のメールは、昭恵氏が2015年9月に森友学園の幼稚園で講演した際の講演料を受け取ったかどうか、「本当に記憶から飛んでしまって」と尋ねる内容だった。このメールの前日、衆院予算委で昭恵氏の講演料について質問を受けた安倍首相は「全く受け取っていないと聞いている」と答弁して