◇宮城で炊き出し メニューに工夫の余地 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県南三陸町の避難所で4、5の両日、炊き出し支援を行った西脇市の職員5人が7日、来住寿一市長に活動の様子を報告した。メンバーの北谷修・市教委主幹らは「支援品の中でも『必要ない』とされていた衣類が実際には喜ばれた」や「炊き出しメニューが豚汁ばかり続いて被災者がかわいそう」などと語り、遠隔地からは分かりづらい現地の実情を明らかにした。 5人は南三陸町内の保育園で夕食と朝食の豚汁計1050食を提供した。保育園は電気、水道が止まっており、発電機用の燃料も不足していたという。 西脇学校給食センターの調理師、藤崎伸央主任らは「豚汁はとても喜ばれた」と説明した一方で、「各地から駆け付けた炊き出し隊の多くが豚汁を提供していたようなので、メニューに工夫の余地がある」と語った。また、「避難所周辺に住む被災者の中には洗面器を抱えて豚汁を受