手足がまひした脊髄損傷患者の脳にコンピュータチップを移植して思考を読み取り、腕の電極に指令を送ることで、考えた通りに手を動かせる――こんな技術をオハイオ州立大学などの研究チームが実現した。 脳に小さなコンピュータチップを移植して脳の電気信号をとらえ、何を考えているかをアルゴリズムで読み取った上で、腕に着けた電極に指令を送り、腕を動かす技術「NeuroLife」を、ダイビングの事故で四肢がまひした24歳の男性患者に適用した。 男性は何カ月もの訓練の末、ギター型のコントローラーのボタンを指で押してゲームを楽しんだり、クレジットカードをスワイプしたり、ボトルを持って中身を皿にあけたり――などが可能になったという。 2014年に初めてデモンストレーションした技術。当時この男性は、手を開閉したり、スプーンを持ち上げたりできたが、今回はさらに複雑な動きができるようになった。男性は「未来にさらに希望が持
体にセンサーやチップなどを埋め込む取り組みも始まりつつある。 がん治療の専門研究機関の米Koch Institute for Integrative Cancer Researchは2015年8月、がん組織に直接埋め込み、がん組織の反応を見るバイオマーカーのデータを無線でリアルタイムに送信できる医療用プラスチックで作られた小型センサーを開発したと発表した(関連記事)。これにより、抗がん剤などの治療薬を投与し、がん組織がどのような反応をするのかモニタリングがしやすくなることで、適切な薬物治療ができる可能性があるという。 グーグルは、「グーグルX」部門の生命科学チームで、がんやその他の病気の兆候をモニタリングするため、体内をパトロールする微小な磁気粒子の開発を進めている(関連記事)。 マイクロチップを女性の体内に埋め込むだけで妊娠をコントロールできる「避妊チップ」も開発が進められており、201
賃金上昇圧力が日米両方でかかってきそうです。賃金上昇は中流層の家計を改善し、経済全体を活性化しやすくする一つの方策で、ある程度の改善は重要だと思います。そんな中、アメリカの賃金事情を覗きながら考えてみましょう。 シアトルがあるワシントン州では2020年までに段階的に最低時給が15ドルまで引き上げられることは以前本稿で紹介いたしました。その動きをフォローするようにカリフォルニア州でも同様の決議がなされました。カリフォルニア州の最低賃金は現在9ドルですから2020年までに段階的に上がることで経営側には堪えることになるでしょう。 アメリカは連邦政府が最低賃金を7.25ドルと設定しており、それを受けて各州は別途最低賃金を設定しています。多くの州は連邦政府の設定と同じ最低賃金を適用していますが、29の州はそれよりも高い最低賃金となっています。また、3つの州では最低賃金を定めていません。例えばジョージ
ビッグデータの登場とその分析は、いまのIT業界の大きなトピックの1つです。Hadoopのような大規模分散ソフトウェアに注目が集まり、オラクルのExadataなどデータウェアハウス専用ハードウェアが次々に登場し、またIBMによるNetezzaの買収、EMCによるGreenplumの買収、ヒューレット・パッカードによるVerticaの買収などはすべて、ビッグデータをめぐる動きだといってよいでしょう。 11 Big-Data Analytics Predictions for 2011 -- TDWI - The Data Warehousing Institute そのビッグデータの分野で2011年になにが起きるのか? Ingres CorporationのシニアバイスプレジデントKetan Karia氏がThe Data Warehouse Instituteに掲載された記事「11 Big-
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