ライブ動画ストリーミングをめぐる動きが慌ただしい。 そのライブ動画で注目したいのが、やはりFacebook Live。米国でサービスが立ち上がって半年少々しか経っていないし、大半のパブリッシャーにとってまだ試行錯誤の段階である。にもかかわらず、すでに社会を揺り動かすメディアになっているのである。 最も衝撃的であったのが、1カ月ほど前の7月6日の出来事である。米ミネソタ州で、運転していた黒人男性を警官が射殺した事件で、同乗していた彼の恋人が射殺される様子をスマホで動画撮影しFacebook Live機能でフェイスブックに投稿したのだ。射殺の瞬間が、約10分の動画で生中継の形で流れたのである(恋人のLavish Reynoldsさんが投稿したライブ動画はこちら)。悲惨な現場で動画撮影すること自体に衝撃を受けたが、同時に一般のフェイスブックユーザーでもFacebook Liveでライブ動画を投稿