2015年10月-12月のGDPが予想を下回る前期比マイナス0.4%(年率マイナス1.4%)となったものの発表日の株式市場は見て見ぬふりで史上13番目の上げ幅となっています。マイナスに落ち込んだGDPに対する記事も少なく、正にかき消されたというのがふさわしいかと思います。 あまり目立った記事にならなかったその伏線には2017年4月から導入される消費税10%というスケジュール感が見て取れそうです。今回のGDPの下落の主導は全体の6割を占める個人消費がマイナス0.8%と振るわなかったこととされ、その理由を石原経済再生担当大臣は「暖冬」と理由づけしているようですが、そんな単純な切り口なのでしょうか? 日経NEEDSはこの速報値をベースに2015年度(16年3月まで)の成長率を計算したところ0.6%とはじき出しました。ちなみに2016年度は1.3%であります。 個人消費については四半期ベースで±1