体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたくがん免疫薬「オプジーボ」などの効き目を予測し、過剰な投薬を避けるための研究が相次いでいる。東北大学などは免疫細胞が分泌する特定の分子ががんの…続き 磨いた「確信」 がん克服に光 本庶氏ノーベル賞授賞式 [有料会員限定] がん免疫薬、投与の「やめどき」研究へ 全国40病院 [有料会員限定]
体に備わる免疫の仕組みを使いがんをたたくがん免疫薬「オプジーボ」などの効き目を予測し、過剰な投薬を避けるための研究が相次いでいる。東北大学などは免疫細胞が分泌する特定の分子ががんの…続き 磨いた「確信」 がん克服に光 本庶氏ノーベル賞授賞式 [有料会員限定] がん免疫薬、投与の「やめどき」研究へ 全国40病院 [有料会員限定]
首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。 ■官僚の足遠のく「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」-。そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。 なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。ある官僚は東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしにこう言われた。
2011年3月11日、マグニチュード9・0の巨大地震と大津波が襲った東日本大震災が発生して11日で1か月を迎える。 原子力発電所事故を引き起こした複合危機は、日本国内だけでなく、国際的な問題にも発展している。原発事故では危機管理対応の空白が浮かび上がり、米国の苛立(いらだ)ちを増幅させた。 大震災から一夜明け、東京電力福島第一原発の危機的状況が明らかになった3月12日午前9時前、米太平洋軍のウィラード司令官は、折木良一統合幕僚長に電話し、情報開示を求めた。 「ワシントンから原発の情報提供を求めるよう言われた。フクシマは安全か?」 しかし、自衛隊にも詳しい情報はなく、折木は「専門家が情報分析中だ。結果が出れば提供する」と答えるしかなかった。同日未明、1号機の格納容器圧力が異常上昇し、原子炉は危険な状態に陥っていた。ウィラードが心配したように同日午後、1号機原子炉建屋は水素爆発し、白煙が上がっ
政府・民主党は9日、東日本大震災の復旧・復興対策を盛り込む2011年度第1次補正予算案に、被災者が入居する仮設住宅を7万戸整備するため約5000億円を計上する方針を固めた。また、資金繰りに苦しむ中小企業の金融支援対策などに約1兆円の予算を盛り込む。 緊急性の高い被災地支援策が中心となる1次補正の財政支出は3兆9000億〜4兆円。がれきの撤去費用に約3000億円を充てるほか、救援活動に当たる自衛隊の活動費や被災者の雇用対策などに約3000億円、被災地域の自治体に配分する特別交付税を約1000億円増額するための予算も計上。また、道路、港湾、上下水道などの生活インフラや学校、福祉施設の復旧のための公共事業費を約1兆5000億円計上することも固まっている。 仮設住宅は1995年の阪神・淡路大震災で整備した約4万8000戸を大きく上回る戸数を用意する。また、中小企業の資金繰り対策では、日本政策金
「絶対大丈夫と信じていたが、こういう事態になった」。経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は9日午前、記者会見し、原発の安全対策に不備があったことを認め、根本的に見直す方針を明らかにした。 西山審議官は福島第1原発事故について、「多重防護、5重の壁など絶対大丈夫と言ってきたことについて、信じてやってきたが、こういう事態になった」と反省。その上で「今回の経験を踏まえ、これまでのことにとらわれず、すべてのことについて見直す必要がある」と述べた。 保安院が同日、原発を保有するすべての電気事業者に対し、原子炉が運転停止中でも、2台以上の非常用ディーゼル発電機を確保するよう指示したことに関連し、記者からの質問に答えた。 【関連記事】 【動画】旧「赤プリ」で被災者受け入れ開始=福島などの140世帯、6月末まで 【特集】放射性物質、農作物や水への影響は? 【特集】放射性物質、浴びたら
【官邸機能せず】(上) 首相官邸に「開かずの扉」がある。5階の首相・菅直人の執務室。3月11日の東日本大震災発生後しばらくは早朝から深夜まで怒号が響いていたが、震災から1カ月を迎える最近はトンと静かになった。中の様子はどうなっているのか。 ◆官僚の足遠のく 「やっと精神的な安定期に入った」「気力がうせているのではないか」−。そんな臆測が乱れ飛ぶ。各国外交官も政府関係者に「首相は本当に大丈夫なのか」と真顔で問い合わせてくるという。 なぜ扉が開かないのか。理由は一つ。よほどの緊急時でない限り、誰もノックしようとしないからだ。官僚であろうが、政務三役であろうが、誰かれかまわず怒鳴り散らす。ある官僚は、東京電力福島第1原子力発電所の事故の最新状況の報告に入ったところ、菅から頭ごなしに、こう言われた。 「そんな話は聞いていないぞ」 日本の官僚は「首相がすでに知っている話を報告したら恥だ」
クリックして拡大するごみを運び出した後のスナックの店内で、津波が達した水位を示すマネジャーの男性。余震で再び停電し、水道とガスもまだ復旧していないので掃除が進まないという=9日午後、宮城県石巻市 東日本大震災で、地震、津波、原発事故、電力不足が重なり、産業界も大打撃を受けた。被災した工場の再稼働が始まっているが、被害の大きな地域や避難地域にある工場からの部品供給は滞ったままで、自動車や電機、半導体などでの生産縮小は長期化しそうだ。7日深夜の大規模余震による停電も復旧に水をさす。さらに、震災の自粛ムードで消費も冷え込み、複合的に日本経済に影を落とす。 日立製作所は、日立市(茨城県)などで被災したグループ12の生産拠点すべてを再開し、生産能力は約9割まで回復させた。日本製紙グループ本社の勿来(なこそ)工場(福島県)では、感熱紙生産ラインが再稼働したのに続き、インクジェット紙などの生産を近く再開
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
津波から、自分の命を守り抜いた子供たちがいる。岩手県釜石市立の14の小中学校全校は、校内にいた児童生徒約3千人全員が無事。掛け替えのない命を救った独特の防災教育に注目したい。 釜石市で防災教育に携わってきた群馬大学の片田敏孝教授(災害社会工学)は子どもたちに呼び掛け続けてきた。要点は三つ。一つは「想定を信じるな」。市教委とともに各地の津波浸水状況、避難経路を想定したハザードマップを作った。子供に登下校時の避難計画も立てさせ、基礎知識を刷り込んだ。しかしあえて「その想定を信じるな」と教えた。想定に頼れば、想定外の事態に対応できなくなるからだ。二つ目は「その状況下で最善の避難行動を取ること」。事前にどんな想定をしても、実際の津波は単純ではない。三つ目は「率先避難者たれ」。人のことは放って置いてもまず自分の命を全力で守ること。「必死で逃げる姿」が周囲への最大の警告になるからだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く