元内閣官房参与で、学校法人『21世紀アカデメイア』学長の田坂広志さんが提言する、選挙制度の改革についてみていきます。 【画像】「2回投票制」導入で期待できる“5つのメリット” ■田坂氏が見た自民党総裁選元内閣官房参与 21世紀アカデメイア 田坂広志 学長 「どの候補者も『政治改革』を語るが、その中身は『政治資金規正法の改正』であり、対症療法でしかない。根本的な改革になっていない」 「現在の政治は『一強多弱』で、与党は不祥事を起こしても総選挙で勝てば禊を済ませたことになり、結局何も変わらない閉塞的状況」 「真の“政治改革”をするためには、『選挙制度の改革』が必要」 現在の選挙制度は、1994年の細川内閣で導入された『小選挙区 比例代表 並立制』です。 政権交代可能な二大政党制の確立と、金のかからない選挙の実現を標榜していました。 ただ現在、二大政党ではなく『一強多弱』になっています。 田坂さ