サンプリシティの法則からしても物事は単純に考えたほうがいいが、単純にしか考えられない人には案外単純に考えることは難しい。 そうした日本人にありがちな単純思考の一つに、米国民主党はリベラルとする考えがある。概ね間違ってはいないというか、四割くらいは当てはまるし、後で述べるがそうした傾向は高まっているようにも見える。実態はというと、きちんと単純に考えると、米国民主党は必ずしもリベラル派の政党ではない。5人に1人くらい保守派がいる。 そのことが現下の阿呆なトランプ騒ぎで問題になるのは、ブルームバーグ元ニューヨーク市長が大統領選に色目を出していることだ。まず、単純にしか考えられないふうに考えると、保守派の共和党でもなくリベラル派の保守党でもないから、彼は中道、よって三極の争いとか。 昨日のアイオワ州の動向を見ると、民主党は概ねクリントン候補に決まったようにも見えないではない。が、そうでないようも見