県内で十日、新型コロナウイルスの感染確認が相次いだ。県が、入間市在住の同市パート職員の五十代女性と五十代の会社員の夫の感染を発表。女性は事務職で、市民と接する仕事ではないという。川越市も、市内在住の六十代の男性会社員と六十代の妻、三十代の長男の家族三人が感染したと発表した。 県によると、入間市の夫婦は二月二十四日~三月二日、羽田空港からフランス・パリを旅行。帰国後はマスクを着用していた。県は旅先で感染した可能性が高いとみている。帰国後は外出時、マスクを着用。夫は公共交通機関で東京都内に通勤していたが、夫婦はともに五日夜の発熱後、仕事を休んでいて、事前連絡してから医療機関を受診した以外、外出していない。県は、夫婦と一緒にパリを旅行した同居の娘を濃厚接触者とみて経過観察する。