河野太郎規制改革担当相は31日の閣議後記者会見で、一般ドライバーが自家用車で乗客を運ぶ「ライドシェア」の導入検討へ向け、規制改革会議のワーキンググループの初会合を来月6日に開くと明らかにした。地方自治体の首長から地域交通の実情についての意見を集めたり、海外のライドシェア事業者からの報告を受けたりするという。河野氏は「論点を具体化し、スピード感を持って取り組む」と強調した。 ライドシェアは、岸田政権が取り組むデジタル行財政改革の中で、地域交通の担い手不足を解消する手段として、導入へ向けた議論が進められている。 河野氏は関係者からの意見として「地域によって公共交通機関が役割を果たせていないところがあることや、都市圏でも、時間帯などさまざまな条件の中で、やはり移動が困難になる場合があると聞いている」と述べ、自動運転の導入やタクシーに関する規制緩和と組み合わせてライドシェアの導入を検討していく考え