東日本大震災の復興に財源が振り向けられることで、高速道路料金が大幅に変わる。順調にいけば6月末から7月初旬にも、割引なしの通常料金での利用が始まる。 平日上限2000円ほか、自民党政権で続いた土日祝日上限1000円も、補正予算の財源に組み込まれている。通常料金が様々な形で引き下げられた割引料金は09年3月28日から運用されてきた。補正予算が成立すれば、これらの割引がすべてなくなり通常料金に戻る可能性が高い。 大畠章宏国土交通相は「料金システムの更改には2か月かかる」ことを理由に、一次補正の与野党合意を急ぐよう玄葉政調会長(国家戦力担当相)に求めた。 高速道路会社の料金システム更改は、上限割引のほかにも無料化区間を抱えているため、有料となる距離を修正し、通常に入力し直さなければならない。その後はコンピュータだけでなく、人の手で動作確認をすることになる。「思いの外、手間とお金がかかる」と、高速