2014年4月、FIFAはFCバルセロナが国際移籍が原則禁止されている18歳未満の外国人選手を獲得しているとして補強禁止処分を下した。この処分を機に2014-15シーズンからはスペインでも未成年の外国人選手の選手登録が厳格化され、昨季以前からスペインでプレーしている日本人選手にも大きな影響が出ている。 FCバルセロナのトレーニングセンター入り口こうした現状から18歳未満の育成年代において「海外を使った個の育成」は非現実的なテーマとなりつつあるが、今回はスペインの育成年代や移籍ルールに詳しいRFEF(スペインサッカー連盟)認定エージェントの植松慶太氏に話しを聞くことができた。ブラジルW杯で惨敗し、韓国や中国といったアジアのライバル国が国策として若手選手を海外に送り出し、欧州のサッカー環境を用いて”仕上げの育成”を行う中、日本サッカーはどのように育成と強化を進めていけば良いのか。 スペインでの