今日のロイターの「トピックス」でRPテックの八須賀雄氏が「地銀劣後債の危機」という記事を書いておられた。おりしも別のソースでイギリスで例の取り付け騒ぎを起こしたノーザンロックの劣後の格下げ(B1へ)のニュースを見ていただけに興味深く読ませてもらった。 かいつまんで言えば、最近メガバンクをはじめとする劣後債のスプレッドが拡大(絶対金利水準すなわち国債金利の低下が主な原因)しているため魅力的に移り、投資家からのニーズがまた増しているが、メガバンクはともかく地銀には今後「金融機能強化法」の重要な規定(時限立法)の期限切れもあるのでこれまでのように破綻がないという前例が通用しなくなるケースがありうる、ということである。つまり今後は同じ銀行でも個別にかなり厳しく見ていく必要がある、と内容である。 劣後だからリスクがうんと高くて当然でしょ?という当然の疑問をお持ちのかたも多いかと思うけれど、これまで銀
やっぱり書いておこう。 日本経済は大きな曲がり角に立っているのではないか、というこだ。確かにアメリカ発サブプライムによるCDOそのものは(ドル建てのもの)それほどの量が日本に入っていている訳ではない。もちろんゼロではないが、規模から見て十分吸収できる範囲だろう。 ただし、何度も書いているようにCDO自体に仕組み上の問題点があり、今正に露呈されているように一度毀損すれば立ち直らないようになっている。しかも原資産が分散しすぎていざというときに差し押さえが難しいのだ。 そしてこれは大量に日本に存在する。むしろ原型ローンより多いかもしれないという勢いで様々な金融機関が保有している。 更に日本における外国金融機関のうち、銀行(投資銀行ではない)はいわゆるアングラゾーンに融資を集中しており、本国でのやられによる撤退リスク以上に最近のアングラ規制(サラ金、ノンバンク、パチンコなど)の影響をもろに受けてい
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く