マイコミ ジャーナルの記事によると、マサチューセッツ工科大学(MIT)のInformation Services and Technologyは1960年代に開発した伝説のOS「Multics」のソースコードを公開しました。 ライセンスはBSDライセンスを採用している模様です。 Multicsは1960年代に開発され、当時の最新のOS理論がふんだんに取り入れられましたが、その規模故に余りにも重く高価なシステムとなってしまい、最終的には歴史の表舞台に立つ事は出来ませんでした。しかしMulticsに込められた多くのアイディアはこの後登場するOSに大きな影響を与え、特にUNIXへの影響は計り知れません。 さすがにMulticsの移植はかなり難しいでしょうが、OSの歴史の一つとしてソースコードを眺めてみるのはありかもしれませんね。