サブプライム・ローン業界2位のニューセンチュリーが破産法申請しました。いわゆるチャプター11ですね。 サブプライム・ローンというのは、低所得者層向けの住宅ローンでして、もちろん信用度が低い分高金利なんですが、初回支払いは低額で済むなど、緩い融資基準だったりするわけです。 ただ、サブプライム・ローンの融資焦げ付きうんぬんよりも、米国住宅価格の下落は大きな影響を持つと思います。 低所得者向けローンの焦げ付き自体は、いくつか処理の枠組みがあるわけでして、低所得者層がデフォルトしたとしても、実質的に米国の消費全体に与える影響は軽微なわけです。元々消費に占める割合の小さな層なので。ご本人たちにとっては、大変なのですけど。 しかし、ホームエクイティ・ローンについては、そうはいかない。 米国の住宅市場は、住宅価格の上昇が前提となっているような仕組みが色々とありました。 ホームエクイティ・ローンはその典型