
格闘ゲームは終わらない――EVO Japan 2024運営委員長,松田泰明氏に聞く大会運営への意気込み 編集部:T田 カメラマン:大須 晶 2023年12月1日,EVO Japan 2024 実行委員会は,2024年4月27日に開幕する「EVO Japan 2024」の大会運営委員長に松田泰明氏が就任したと発表した。 松田泰明氏 ユニバーサルグラビティー代表 / ゲームセンター「ゲームニュートン」オーナー EVO Japan 2023より 過去にインタビューで触れたように,古くは闘劇など大規模な格闘ゲームイベントを運営し,業界を支えてきた同氏。大会運営委員長に就任した経緯やEVO Japan 2024の運営に対する意気込みを聞いた。 関連記事 いつか必ず「闘劇」を復活させます――。ゲームニュートン オーナー・松田泰明氏が語る格闘ゲームシーンの過去と未来 伝説の格闘ゲームイベント「闘劇」の中
企画書作成から物流構築までほぼすべてをえぬわた氏が担当──単刀直入にうかがいますが、えぬわたさんが「プロテインを作った」とはどういうことでしょうか? 巷では著名人を起用した「○○プロデュース」みたいな商品が溢れていますし、どこまで携わっているのか気になります。 えぬわた氏: 商品については、企画の段階からほぼすべて私ひとりでやっています。 企画書を作ってプロテインメーカーにプレゼンしたのも私、その後のメールや打ち合わせも私、味の確認も私、マーケティング戦略を考えるのも私、プロゲーマーの方々(ときど氏、GreedZz氏、takera氏)の事務所とやり取りしているのも私、ショップや物流の構築も私、もちろん資金も私の財布から出ています。 ただしパッケージデザインだけはとあるゲーム会社のデザイナーさんにお願いしました。しかし、その発注や監修も私です。 ──想像以上に携わっていますね。疑ってごめんな
[インタビュー]「Pokémon Music Collective」で「ゴーストダイブ」を手がけたポルカドットスティングレイの雫さんに,ポケモン愛を語ってもらった 編集部:TeT 【デジタル配信】 ●アーティスト/タイトル:Various Artists『Pokémon Music Collective』 ●配信日:2023年9月27日(水) ●収録内容: 01.imase 「うたう」 02. ENHYPEN 「One and Only」 03. Michael Kaneko 「1999」 04. Matt Cab & BBY NABE & Charlu 「LEVEL UP!」 05. ポルカドットスティングレイ 「ゴーストダイブ」 ●リンク:https://umj.lnk.to/PokemonMusicCollective ユニバーサル ミュージックより,“「ポケットモンスター」シリーズ
日本のクリエイターとのコミュニケーションを密接に取っている ――東京ゲームショウ2023に合わせて配信された“Xbox Digital Broadcast”で、「日本とアジアにおけるXboxの市場が進化している」と発言されていましたが、とくにどういった点が特徴として挙げられますか? フィル過去10、20年の日本のゲームマーケットを見ていると、その動向はとても興味深いです。まず、日本はモバイルゲームが大きく成長しています。また、家庭用ゲーム機向けゲームにおいても、マーケットは好調のまま維持されています。そんな中、とくにPCゲームが日本で成長しています。 日本における現在の数字を見ますと、過去3年間で、どの国や地域、市場よりも、Xboxがもっとも成長しているマーケットです。そのうちの多くの成長がPCで牽引されています。それは、Xboxというブランドが日本のゲームファンの皆さんにとって、家庭用ゲ
革命の、その先の冒険。『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』 開発者インタビュー 2023.10.262024.08.28インタビュー 「ゼルダのアタリマエを見直す」がテーマだった『ブレス オブ ザ ワイルド』の続編である『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』(以下『ティアーズ』)。続編としてどのように次の高みに挑戦していったのか……。圧倒的な「驚き」と「遊び」に挑戦し続ける本作の魅力を開発陣に訊いてきました。すでにゲームをクリアしている人も、これからの人も、じっくりとお楽しみください。 ※本インタビューはニンテンドードリーム2023年11月号に掲載されたものです。 「横へ広がっていく遊び」から「縦の遊び」への意識 登壇者プロフィール ※インタビュー中、『ゼルダの伝説』シリーズの正式名称は、以下のように略称表記しています。 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』→『時のオカ
日本インディーゲーム史はPLAYISMから始まったといっても過言ではない。世界でVCとベンチャー企業が新興市場を牽引するように、ゲーム業界もまたインディーパブリッシャーとインディーゲームクリエイターが大手にはない発想で1~5名の小チームで数年かけてゲームを創り上げ、何十万本というヒットを飛ばして1億円の年収を得てしまうような世界がある。そういった世界は2017年ごろ、Steam市場の爆発とともに急激に注目され、近年集英社・講談社といった出版社がPCゲーム開発者育成向けファンドなどを結成するなかで活性化している。今回はそうした「インディーゲーム史」を紐解き、そのゲーム業界にもたらす貢献について考えてみたい。 ■倒産&シェアオフィスの縁で入社した2011年インディーゲーム事業、ゼロ市場からのスタート ――:自己紹介からお願いいたします。 アクティブゲーミングメディア(以下AGM社)でゲームブラ
[インタビュー]ゲームのパッケージってどう作ってるの? 取説などの“副資材”を手がける「HIKE」に教えてもらった 編集部:楽器 カメラマン:永山 亘 ゲームを買うとき,「パッケージ版」か「ダウンロード版」かで悩む。最近はもうDL版ばかりだが,当たり前に購入され,みんなの自慢のコレクションに加えられていく物理的なゲームパッケージに思った。 これ,誰がどう作ってるものなの? ゲームメーカーの手作りじゃないよね? そんな疑問を解消すべく,今回は長年ゲームパッケージ制作を手がけてきた株式会社HIKE(ハイク)に話を聞かせてもらった。 お弁当箱のようにして作られるデザインのキモ。そういえば目にしなくなった取扱説明書の今。知らなかったことがいっぱいだ。 なお,同社は2023年2月1日に株式会社QBIST,株式会社CREST,株式会社SANETTY Produceが合併した新会社となる。 写真左から,
ピクミンの面白さを端的に表した「ダンドリ」って、どこから生まれた?──本日はよろしくお願いします。まず最初に、「チーフディレクター兼プログラミングディレクター」を務めた神門さん、「プランニングディレクター」を務めた平向さんの今作における役割についてお聞きできればと思います。 神門有史氏(以下、神門氏): まず「チーフディレクター」についてですが、おおむね普通のゲームにおける「ディレクター」の役割だと思っていただいて構いません。ゲームデザイン全般の提案と調整を行いました。とにかく「全般」を担当しましたので、大体のところは関わっています。 そして「プログラミングディレクター」としては、今作の下地となるシステムの設計、ピクミンのAI、操作周りの処理などを担当していました。私はこれまでの『ピクミン』シリーズにおいてもプログラミングを担当していましたので、『ピクミン4』でもプログラミング全般に関わっ
「塩川さんはもうダメかもしれない」──今回の企画の趣旨を簡単に説明しますと、塩川さんが独立デベロッパーとしてこれからゲームを作っていくにあたって、ユーザーから嫌われている状態をなんとかしたい……というご相談がありました。 そこで、“ネット上での立ち振る舞い”の上手さに定評のあるヨコオさんに、先輩としてのアドバイスをいただこうという話になり、本日お集まりいただいた次第となります。 ヨコオタロウ氏(以下、ヨコオ氏): やめてください(笑)。すみません、実際にはネット上での立ち振る舞いを失敗し続けているヨコオです。よろしくお願いします。今日は、話すお題なんかもいろいろ考えてきたんですよ。構成とか、こういうことを聞こうかなとか。どうなるかは分からないけど、ひとまず考えてきました。頂いた塩川さんの資料も読ませていただきました。 その上で、僕の結論だけ言うと「塩川さんはもうダメかもしれない」。 一同:
尾身茂氏インタビュー コロナ禍で100以上の提言を発表した専門家集団。そのとりまとめ役の尾身茂・結核予防会理事長が提言づくりの内幕を描いた新著を発表した。尾身氏は「我々の提言が完璧とは思っていない」という。なぜ今、過去を振り返るのか、その意図を聞いた。 ――2020年5月8日、最初の緊急事態宣言の解除の条件を議論する勉強会で、「一体何を考えているんだ」と声を荒らげたと書いています。 ある程度、定量的にわかる客観的な解除の目安を作ることは、勉強会の4日前に政府の基本的対処方針等諮問委員会で合意していた。国は早く解除したい、でも専門家は違う。だから、考え方の基本がないと恣意(しい)的になる。私は政府との交渉役だから、その合意事項をよく覚えている。 でも、勉強会には委員会のメ…
[インタビュー]「OCTOPATH TRAVELER II」の音楽演出は綿密な打ち合わせによって生まれていた。西木康智氏と宮内継介氏が語る音楽づくりでこだわった点とは 編集部:だび スクウェア・エニックスのRPG「OCTOPATH TRAVELER」シリーズ。2018年に発売された第1作「OCTOPATH TRAVELER」の発売から5周年を迎えた現在では,2020年にスマホ向けアプリ「OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者」が,2023年には「OCTOPATH TRAVELER II」(PS5/Switch/PS4/PC)がリリースされるなど,今や同社を代表するIP作品として成長した。 8人の主人公の旅を追体験していくシナリオやブーストを駆使した爽快なバトル,HD-2Dと呼ばれるドット絵と3DCGを合わせた特徴的なグラフィックスなど,さまざまな点がファンから支持されているが,本稿
2024年4月23日に発売予定の『百英雄伝』をついにプレイすることができた。本作は「幻想水滸伝」シリーズのキーメンバーを中心に制作されている新作RPGで、筆者(クラベ)が最も期待しているゲームのひとつだ。プレイ感想は別記事で詳しく確認してほしいが、本稿ではプレイした上で行った開発者インタビューを紹介したい。インタビューした開発メンバーは以下の通りだ。 村山吉隆氏(以下、村山)――シナリオ、ゲームデザイン『幻想水滸伝』、『幻想水滸伝II』、『幻想水滸伝III』、『アライアンス・アライブ』 河野純子氏(以下、河野)――キャラクターデザイン『幻想水滸伝』、『幻想水滸伝IV』、『シャドウ オブ メモリーズ』、『アルカ・ラスト 終わる世界と歌姫の果実』 小牟田修氏(以下、小牟田)――システムデザイン、ディレクション『幻想水滸伝ティアクライス』、『Rhapsodia~ラプソディア~』、『アルカ・ラスト
【「なんだこれは!」と言わせたい】「TAROMAN」仕掛け人が総括する「視聴者を惹きつけるクリエイティブ」【短期連載・てれびのスキマ「『フェイク』のつくりかた」】 岡本太郎の言葉と作品を伝える特撮番組『TAROMAN岡本太郎式特撮活劇』は、「展覧会 岡本太郎」の関連番組として制作された。岡本太郎の思想のままに行動する巨人「タローマン」は劇中でも“べらぼう”にふるまい、その予測不可能なキャラクターに老若男女から多くの人気を集めた。 その勢いもあり、放送後には『TAROMAN』続編の制作、関連本の発売、イベントの開催などわずか1年の間に急ピッチでマルチメディアの展開を進み、一連のプロジェクトが今年8月をもって一区切りとなった。 『TAROMAN』を手掛けた映像作家・藤井亮氏は「相当詰め詰めでやった」と振り返り、視聴者を惹きつける映像の制作術まで明かした。 聞き手は、『1989年のテレビっ子』『
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