野崎は育成年代からの同期である矢島をはじめ、浦和や福岡時代のチームメートから「がんばってこい、やってやれ!」とエールを送られてこのトライアウトに挑んだ。 温度計の針が指し示していたのは4度をわずかに下回る数字。いつ雪に変わってもおかしくない冷たい雨が降りしきる中、名古屋グランパスのホームスタジアム・瑞穂陸上競技場で“サバイバル”に臨む選手たちの声が響いた。 16日に行なわれた「2014JPFAトライアウト」。 2002年から行なわれているJPFA(日本プロサッカー選手協会)主催によるこのイベントは、各クラブから契約満了を伝えられた選手のアピールの場として、毎年開催されている。今年は主にJ2、J3の選手を対象にした第1回がフクダ電子アリーナで行なわれ、そして第2回はJ1、そしてJ1昇格プレーオフに出場したクラブの選手が対象となった。 第1回には計74人のJリーガーが参加したものの、この日は2
![Jリーグトライアウトは“気づき”の場所。元浦和、21歳野崎雅也の「瀬戸際」。 (茂野聡士)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/85d16d99a457e5fb3f8e795c6f14515acd5a24e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fa%2F7%2F-%2Fimg_a7f6e19b164e404d677977d29275c021288680.jpg)