資金繰りが悪化していたサッカー・J2アビスパ福岡の大塚唯史社長は15日、福岡市内で記者会見して資金集めの状況などについて進捗(しんちょく)状況を説明し、「年内に関しては一定のめどが見えてきた」と語った。給与遅配の可能性については「そこを避けるべく、まだ進んでいかないといけない」と説明するにとどめた。 同社によると、個人、法人からの資金集めで2645万円が寄せられたほか、試合会場などでの募金活動で約255万円、12社からシーズン最終戦の協賛金が約1000万円、来季の年間シートの売り上げ489万円。スポンサー企業の辛子明太子製造販売「ふくや」(福岡市)からの応援商品の売上金を加えれば、11月末で不足すると説明していた5000万円を超える見通しとなった。 大塚社長は「経営に関してご心配をおかけして、改めておわび申し上げます。多くの支援をいただき、ありがとうございました」と頭を下げた。ただ、「非常