サッカー・Jリーグ2部に所属するアビスパ福岡の資金繰りが悪化している問題で、福岡市の高島宗一郎市長は29日の定例記者会見で、新たな財政支援は行わない意向を示した。 市は1994年と98年に計5億円を出資し、2006年には大幅減資にも応じた。現在の出資比率は2番目に高い14・1%。年間の支援総額は、試合観戦への招待やスタジアム使用料の減免などで約2億1700万円に上るという。 高島市長は「(新たに)税金を投入する考えはない」としたうえで、「市民や企業の支援運動が盛り上がっておらず、原因を真剣に考える時期。アビスパが変わることも大事だ」と述べた。今後は市のイベントなどでPRを強化する方針。