サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会で副審を務めた相楽亨さん(38)=矢板市在住=が17日、下野新聞社を訪れ、大会報告を行った。4年前の南アフリカ大会に続く2大会連続の選出で、日本人審判団として初めて開幕戦を担当した今大会。「4年前とは違う景色が見えた。次は何が見えるのか感じてみたい」と4年後のロシア大会への意欲も口にした。 相楽さんは5月30日に出発し、16日に帰国するまで約1カ月半滞在。6月12日(日本時間13日)に行われたブラジル-クロアチアの開幕戦で、西村雄一主審(42)、名木利幸副審(42)と編成した日本人審判団でジャッジを担った。 この試合では後半24分、西村主審がブラジルに与えたPKの判定をめぐって論議が巻き起こった。相楽さんは、判定について「いつも通り。(PKの笛を)吹くだろうと思っていた」。一部での批判には「意見が割れるのは仕方ない。そういう時のためにわれわれがい