あれは、確か私が小6の時だったから、今から18年程前の事です。 当時仲の良かった友達と近所の公園で遊んでいた時に、どんな理由かは忘れましたが家に電話を掛ける用事があって、友達と一緒に公園の近くにあった電話ボックスに入ったのですね。そしたらその電話機に黒いペンでとある電話番号が書いてありまして。他にもたくさん落書きされている訳ではなく、誰かがメモ代わりに書いたのか、緑色の電話機に7桁の番号が書いてあって。 なんだろうこれはと。何故だか分からないんですが、その番号が浮き立って見えて妙に気になってしまった小6の頃の私は、家に電話しなくちゃいけないのに、何故かその番号に掛けてみたんですね。なにコレなにコレと。好奇心先行で生きている子供らしさまる出しの行動ですがね。 プルルル〜と呼び出し音が鳴って、つながった瞬間のあの衝撃は今でも忘れられないです。 「ああ〜ん、あ〜ん…」 あえぎ声ですよ。いきなり。