このいいかげんな大飯原発の再稼働のしかたを見ていると、野田内閣は、これまでの原子力ムラが跋扈していた状況をどう見ているのかと首をひねりたくなるが、やっぱり、野田内閣はおかしいと思わざるを得ないことが起きた。 まず、7月13日付で、内閣官房原子力安全規制組織等改革準備室なる組織が、「原子力規制委員会の情報公開の考え方について」なる怪文書を出した。 ご丁寧に細野大臣が閣議後の記者会見で、この文書の説明をするというおまけつきだ。 「独立した」委員会とはどういうものか、野田総理も細野大臣も、まったくわかっていらっしゃらないとみえる。 この怪文書、「特に、透明性確保のための情報公開のあり方について、立法過程における国会での御議論等を踏まえて、原子力規制委員会において期待される情報公開の基本的な考え方を以下のとおり整理したので、これを公表します」! ばっかじゃないか。 政府から独立した規制