改めて、政権交代選挙での、民主党マニフェストを見てみよう。 「国の総予算207兆円を全面組み替え。税金のムダづかいと天下りを根絶します」「国家公務員の総人件費を2割削減します」「『年金手帳』で消えない年金。年金制度を一元化し、月額7万円の最低保障年金を実現します」とある。「今の仕組みを改め、新しい財源を生み出します」とし、徹底的な効率化、「埋蔵金」、租税特別措置の見直しによって総額16・8兆円を捻出することを2013年度に実現するともいう。 言うまでもなく、これらは全てデタラメだ。選挙の際にデタラメを並べ立て、有権者を欺いて政権を手に入れたのだ。 16・8兆円など、どこからも出てこない。だから消費税増税を行うという。このままでは年金財政も破綻するとして年金の支給年齢の引き上げや支給額の引き下げ、現役世代の年金保険料の引き上げを検討している。 一方、国家公務員については人件費の削減ど