ほぼすべてのAndroid搭載端末に影響を与えそうなセキュリティ脆弱性が見つかったと、独ウルム大学の研究者が報告している。 現地時間13日に公表されたこの報告によると、バージョン2.3.3までのAndroid OSでは、ユーザー認証のための「ClientLogin」というプロトコルがきちんと実装されていないため、この点を悪用されると、Google サーバー上にあるユーザーのカレンダーや電話帳データなどの個人情報が簡単に盗まれてしまうおそれがあるという。 この問題に対処するため、グーグル(Google)は今月に入ってAndroid OSの新しいバージョン(ver. 2.3.4)をリリースしていた。だが、この新バージョンでもAndroid端末が写真共有サービス「Picasa」のサーバとデータを同期する際には、個人情報などが暗号化されずに通信される問題が残っているという。グーグルによれば、同社の