縦横数万分の1ミリずつしかない背景の上で、原子を1つずつ動かすことで制作された「世界一小さなアニメーション動画」が完成し、ギネス世界記録に認定されました。 少年がボールやトランポリンを使って楽しそうに遊ぶ様子を描いたこの動画、使われている1つ1つの点は原子です。 物体を10億倍にまで拡大できる顕微鏡を通じて撮影されました。アメリカの大手IT企業「IBM」が1日、発表したもので、題名は「少年と原子」。 銅で作られた背景は、縦25ナノメートル、横45ナノメートルしかなく、25ナノメートルは、4万分の1ミリに当たります。 常温では動く原子を止めるため、背景はマイナス268度にまで冷やされ、研究者たちは顕微鏡で見ながら極めて細い針を使って原子を移動させ、1コマずつ撮影しました。 動画はIBMが原子を使った記録媒体を研究する過程で4人の研究者が2週間をかけて制作したということで、「世界一小さなアニメ