萩之茶屋南公園。炊き出しに並ぶ列の向こうにベニヤ板などでつくった小屋が連なる=昨年12月31日、大阪市西成区、日吉健吾撮影 ※地図をクリックすると拡大します 多くのホームレスが暮らす大阪市西成区の「あいりん地区」の公園について、市は2010年度、テントの撤去要請など再整備事業に着手する方針を固めた。同時にホームレスの就労・生活支援などに取り組む。ただ、長年にわたる問題だけに、地元関係者は「解決には時間をかけた粘り強い対応が必要だ」と指摘する。 対象は、計約100人のホームレスがブルーシートのテントやベニヤ板の小屋で暮らしている萩之茶屋南公園(通称・三角公園)、萩之茶屋中公園(同・四角公園)、花園公園の三つと、閉鎖中の萩之茶屋北公園。10年度当初予算案に3600万円を計上する予定だ。 ホームレスが生活する3公園では、10年度以降の早い時期にテントや小屋からの立ち退きを要請。フェンスで囲