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ブックマーク / satoshi.blogs.com (13)

  • iCloudとファイルストレージ型アプリの相性問題

    今日になって突然Appleから連絡があり、「CloudReadersのユーザーは妙に大量のデータをdocument folderにしまっているが、これって当にiCloudにバックアップする必要があるのか」という尋ねられた。ユーザーによっては数ギガバイトのマンガファイルをCloudRedersにしまっている人もいるわけで、それを全部iCloudにバックアップすることになるとネットワークとサーバーへの負荷が半端でなくなってしまうのだ。 GoodReaderなども同じ問題を抱えているはずだが、PDFファイルは一般的にCBZファイルよりははるかに小さいし、CloudReadersのヘビーユーザーのストレージ量は、iOSアプリの中でもずば抜けて高いのだろう。 とりあえず「人にもよると思うけど、CloudReadersをストレージ代わりに使っているユーザーもいるから、少なくともiTunesでバックア

  • neu.Calc 1.0 リリース

    ここでも何度か予告してきた neu.Calc。ようやくiTunes ストアに並んだ。「電卓の使いやすさを維持したまま、統計や財務関連の計算がすばやくできる」ことを目指して作った今までにない「計算アプリ」なのでぜひともお試しいただきたい。電卓アプリと表計算アプリのちょうど中間に位置すると考えていただいても良いと思う。 neu.Calc をiTunesで開く(無料) iPad/iPhone/iPod touchのいずれでも動くが、数列計算をすると、iPhone/iPod touchでは少し手狭に感じると思う。 目標の「Excelで普通の人がすることの80%ができる」段階にはまだまだ到達できているとは言えないが、まずはこの段階でリリースして、ユーザーからのフィードバックを受けて柔軟に対応して行こうと考えている。(その意味では neu.Calc ベータ、と呼びたいところだが、たぶんそれではAppl

    neu.Calc 1.0 リリース
  • 「汎用タブレット市場」はそもそも存在するのか?

    今朝、私の目を引いたのは、「iPad Sales May Lead to Huge Missteps by Competitors」という記事。AppleiPadが飛ぶ様に売れている事に目を付け、Samsung、Motorola、Research In Motionなどが続々とタブレット市場に進出しているが、ユーザーが欲しているのは単なるタブレットではなくてiPadであり、需要がないところに無理矢理商品を押し込んだところで在庫が増えるだけだ、という警告。 確かに考えてみると、私の回りにiPadを持っている人はたくさんいるが、iPad以外のタブレットを持っている人は見た事がない(唯一の例外はUIEジャパンが開発用に購入したGalaxy Tab)。 パソコンやテレビの場合、消費者はまず最初に「そろそろパソコン/テレビを買おう/買い替えよう」と思い、次に「パソコン/テレビならどのメーカーのもの

    kuronama2404
    kuronama2404 2011/08/15
    "タブレット市場に関して言えば、最初に「そろそろタブレットを買おう」と思う人は皆無に近く、いきなり「そろそろiPadを買おう」となってしまっているのだ。"、ノートPCみたいに必要に迫られ買う物でないしなぁ。
  • CloudReaders 1.20 は P2Pファイル転送機能を搭載(iPhoneにも対応)

    今回のCloudReadersのアップデートの目玉は、「iPhone/iPod touch対応」と「P2Pファイル転送機能」。前者に関しては後述するが、後者は「手持ちのPDFファイルやZIP化した自炊書籍をiPadiPhone間でパソコンを介せずに直接交換できる」という仕組みだ(P2P=Peer to Peer, パソコンやサーバーを介さずデバイス間で直接通信をすること)。 P2Pファイル転送機能 ちなみに、いままで無料で提供してきたCloudReadersだが、この「P2Pファイル転送機能」に限ってアプリ内課金の仕組みを使って有料で提供することにした。価格は最終的には$3.99-$4.99ぐらいにする予定だが、広く普及させることを考えて、まずは $0.99(日だと115円)という割引価格でスタートすることにした。(このブログの読者のような)アーリーアダプターの人たちの間で使っていただ

    CloudReaders 1.20 は P2Pファイル転送機能を搭載(iPhoneにも対応)
    kuronama2404
    kuronama2404 2011/03/16
    P2Pファイル転送アドオンがまだ115円なので今のうちに購入しておく、現在はお試し価格で最終的には400円か500円くらいになるらしい。
  • 加速する創作系マガジン「暫」

    CloudReadersベースの電子書籍は既に何冊かiTunesストアに出ているが、高画質のマガジンはこの「暫」が初(iTunesストアへのリンク)。値段は無料。iPad専用。 ちゃんとしたフォーマット(ZIP化したJPEGファイル)で作ったマンガや雑誌をCloudReadersで読むとどのくらいサクサク読めるのかが実感できるので、ぜひともお試しいただきたい。 ちなみに、この雑誌に関しては、ホームページがあるので、興味のある方、作家として参加したい方、広告を出向したい方などはそちらへどうぞ。 電子書籍に関るアプローチは色々とあるが、その中でもあくまでクリエーターが主人公であるというアプローチがとてもユニークだと思う。その意味でも色々な可能性を持っていると思うので、ぜひとも応援をお願いしたい。 ※このご連絡は、NTTコミュニケーションズが運営する “My”アフィリエイトの広告プログラムをご紹

    加速する創作系マガジン「暫」
  • iPadアプリ開発日誌:neu.Draw 1.0 リリース

    少しアナウンスが遅れてしまったが、少し前からここでも紹介していた neu.Draw をようやくリリースすることができた(iTunesストアへのリンク)。 当初は有料アプリとしてリリースする予定だったのだが、neu.Pen LLC のビジネスモデルに関しては少し冒険をしてみようと、これもneu.Notesに引き続いて無料アプリとしてリリース(将来は有料オプションを追加する予定なので、その時はよろしく)。 neu.Drawの目指すところは、「誰でも使えるベクター・ドロー・アプリ」。カテゴリーとしては、Adobe Illustratorと同じジャンルだが、機能を絞って、基的な操作が誰でも簡単に直感的にできるように、との思いでUIデザインをしてみた。 一番の特徴は、ベジェ曲線の編集方法が従来のものと大きく違う点。Illustratorが採用して以来、「アンカー・ポイントとコントロール・ポイントを

    kuronama2404
    kuronama2404 2010/10/25
    帰宅したら早速試してみよう。
  • neu.Notes の iPhone 版をリリースしました

    以前からここで何度か紹介している、iPad向けの手書きメモアプリneu.NotesのiPhone版をようやくリリースすることができたので報告させていただく(無料)。iPhone/iPod touchをお持ちの方にはぜひともお試しいただきたい。 簡単なメモを取って自分宛にメールで送ったり、Evernoteにしまっておいたり(メール経由)、Twitterに投稿したり、というシナリオに特化させて作ったので、「機能」よりも「手軽さ」「使いやすさ」を重視している。 ライブラリーから写真を貼付けることもできるので、手作りアルバムのようなものも簡単に作れる。 また、描いたものをベクターデータとしてAdobeのイラストレーターに渡すこともできるので(PDF経由)、ちょっとしたイラストやデザインの下書きなどにも使える。 ちなみに、基的に機能拡張はユーザーの声を聞きながら決めているので、ぜひともフィードバッ

    neu.Notes の iPhone 版をリリースしました
    kuronama2404
    kuronama2404 2010/08/17
    早速DLしてみる。
  • Oracleの「Android訴訟」についてひと言

    今日のこちら(米国西海岸)でのもっぱらの話題は、Oracleの「Android訴訟(詳細)」だが、これに関しては、私も含めて「やはり来たか」と見ている専門家は多い。 そもそも、スマートフォン以前の携帯電話用のJavaがプラットフォームとして成功しなかった理由の一つは、J2MEが根っこのところで、NTTドコモ独自のDoJaとモトローラ主導のMIDPに分岐してしまったことにあるし、同じJ2ME間でも実装の差異が大きく "write once, run everywhere" が机上の空論になってしまったことにある。Sunがちゃんとリーダーシップを発揮できなかったためである。 その意味では、J2ME/MIDPとコンパチビリティがなく、Sunから正式にJavaをライセンスしていないAndroidはけしからん、というのは(今はOracleの一部になった)Sunから見れば当然のこと。 「J2MEの時に

    kuronama2404
    kuronama2404 2010/08/14
    Androidそんなことになってんのか。
  • Life is beautiful: 「時間に余裕があるときにこそ全力疾走で仕事し,締め切りが近づいたら流す」という働き方

    かれこれ30年以上もこの業界でプログラムを毎日のように書いて来た私。当然、自分なりの働き方のノウハウみたいなものも会得して来たつもりだ。以前ここに「私のとっておきのプログラミングスタイル」というエントリーを書いたので、まだ読んでいないプログラマーの方にはぜひとも読んでいただきたい。 ちなみに、そんな中でも後輩とか部下に教えるのが一番難しいのが、「スタートダッシュでできるだけはやくめどをつける」という仕事スタイル。どのエンジニアも、ちゃんと説明すればこの働き方の効用は理解してもらえるのだが、実際の現場でちゃんと実行できる人は100人に1人もいない。 「人はみな怠惰だから、締め切りに迫られなければがんばれないんだ」と言ってしまえばそれまでだが、「まがりなりにもプロとして仕事をする限りは、ペース配分ぐらいはちゃんと考えて仕事をすべき」というのが私の主張。トップクラスのマラソンランナーでペース配分

    kuronama2404
    kuronama2404 2010/07/20
    わかってはいるんだけどなかなかねぇ…。
  • iPadアプリ作成日記: アプリ間の連携について一考察

    CloudReadersというPDF/マンガリーダーを個人で、neu.Notesという手書きノートアプリをneu.Pen LLCを通して開発・リリースしている私だが、当然のようにその二つを組み合わせて「PDFの赤入れアプリ」を作って欲しいというユーザーからのリクエストは聞こえて来るし、私自身も欲しい。 これまで二つのプロトタイプを作っては見たのだが、どうも気に入らないのでリリースは見合わせている。 最初に作ったのは、CloudReadersに "Annotation Mode" (赤入れモード)を追加したバージョン。とりあえず赤入れが出来るところまでは三日ぐらいであっさりと動いたのだが、「シンプルでサクサク読める」ことを最優先に設計されているCloudReadersの場合、追加した書込みを常に表示するのかしないのかでかなりパフォーマンスに影響が出るし、「赤入れモード」という明示的なモードを

    iPadアプリ作成日記: アプリ間の連携について一考察
    kuronama2404
    kuronama2404 2010/07/20
    現状iOSではpdfの埋め込みフォントがきちんと表示できないのかぁ。
  • ガラパゴス・ケータイと「政府の役割」と

    最近、技術評論社のWEB+DB PRESS向けに連載を始めたのだが、次号のコラム向けの原稿を書いているうちに、妙に熱くなってしまったテーマがある。米国の政府の産業界との関わりを書いた部分。 米国におけるソフトウェア・ビジネスは、基的にベンチャー主導型で成長して来た。Microsoftが典型的な例だが、Adobe、GoogleApple、Salescorce.com など、この業界を牽引する会社はほとんどすべてが「起業家」と呼ばれる野心的な人たちによって作られたベンチャー企業である。そういったベンチャー企業は、まずは開業資金を起業人や家族から集めた「自己資金」で会社を立ち上げ、少し軌道に乗ったところでベンチャー・キャピタルと呼ばれる投資家から資金を集めて会社を大きくして行く。そこでの政府の役割は、起業家が会社を成功させた時に得る利益(創業者利益)への税率を低く設定して起業家精神を刺激

  • Twitterの有効な使い方、その1

    ブログに関しては、Early Adaptorとして早くから有効に使わせていただいている私だが(このブログを始めたのは2004年、その前にも一つ別のところにブログを書いていた)、Twitterに関しては「どうもいまいちピンと来ない」というのが正直な感想。 今年に入ってからメディアに異常なほどにもてはやされていたTwitterも、「Twitter is a Fad - Business Week」、「セカンドライフとTwitter」など、「Twitterは一時的な熱狂にすぎない。セカンドライフと同じ道をたどるんじゃないか」という冷めた意見も多く見られるようになった。 私自身もPhotoShareからの連携で写真へのリンクを自動投稿する以外はほとんどアクセスしなくなってしまっていたのだが、今回、開発者向けのあるウェブサービスをリリースすることになり、Twitterが有効に使えるケースがあることに

    Twitterの有効な使い方、その1
  • 「戦略的OS」の開発がことごとく失敗している点に関する一考察

    90年代にIBM、MicrosoftApple各社が巨額の開発費を投じて作っていた「戦略的OS」がすべて失敗してしまったことを皆さんはご存知だろうか? IBMが作っていたのはOS/2。元々はMicrosoftとの共同開発だったが、途中で仲違いをしてしまい、最後はIBMだけが細々とサポートしていたことすら覚えていない人が多いとは思うが、Windows95の成功であっというまに市場から消えてしまったのがOS/2。具体的な数値は公開されていないので分からないが、両社が数百人体制で数年間開発していたので、少なく見積もっても日円で数百億円は投じられたことは間違いない。 Cairoの方は私自身が初期のころにいたこともあるし、最終的には「Chicago(Windows95のプロジェクト名) vs. Cairo」の戦いの最前線にいた私としては知りすぎている点も多いのだが、一つだけ確かなのは、プロジェク

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