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歴史に関するkyota98のブックマーク (5)

  • トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな

    書を「『21世紀の資』がベストセラーになったピケティが、現代の格差の問題とそれに対する処方箋を示した」という形で理解している人もいるかもしれません。 それは決して間違いではないのですが、書は、そのために人類社会で普遍的に見られる聖職者、貴族、平民の「三層社会」から説き始め、ヨーロッパだけではなく中国やインド、そしてイランやブラジルの歴史もとり上げるという壮大さで、参考文献とかも入れると1000ページを超えるボリュームになっています。 ここまでくるとなかなか通読することは難しいわけですが(自分も通勤時に持ち運べないので自宅のみで読んで3ヶ月近くかかった)、それでも読み通す価値のある1冊です。 書で打ち出された有名な概念に「バラモン左翼」という、左派政党を支持し、そこに影響を与えている高学歴者を指し示すものがあるのですが、なぜそれが「バラモン」なのか? そして、書のタイトルに「イデ

    トマ・ピケティ『資本とイデオロギー』 - 西東京日記 IN はてな
  • 第1回 貴族の称号(上)|新井潤美「ノブレス・オブリージュ——イギリスの上流階級」

    2020年の1月にイギリスのチャールズ皇太子の次男ハリー王子とそのメーガンが、「主要王室メンバーとして一歩下がる(step back)」という要求を表明した。その後、エリザベス女王、チャールズ皇太子、そしてハリー王子の兄ウィリアム王子も出席して会議が開かれ、ハリー王子夫はその年の春から「女王の正式な代理」という資格を失うことが発表された。夫が希望どおり「一歩下がる」のではなく、完全に公務から「引退」(step down)させられたとメディアは書きたてた。この件の詳細をここで論じるのは避けるが、ここでは彼らの称号がこれからどうなるか見てみたい。 現在のハリー王子の正式名称はHis Royal Highness the Duke of Sussex, Earl of Dumbarton and Baron Kilkeel(サセックス公爵、ダンバートン伯爵、キルキール男爵殿下)で、メーガン

    第1回 貴族の称号(上)|新井潤美「ノブレス・オブリージュ——イギリスの上流階級」
  • 「福祉国家スウェーデン」はどのように成立したか - 歴ログ -世界史専門ブログ-

    「理想的福祉国家」スウェーデン ちょっと前まではスウェーデンやデンマークなど北欧の国々の手厚い福祉政策が「理想的」と喧伝されていました。 今でも教育や人権、福祉、労働条件の問題を語る時に、北欧の国々の取り組みは引き合いに出されることは多いです。何というか北欧諸国は理想郷とお思いの方も多いに違いありません。 確かに北欧諸国の取り組みは先進的で、我々が学ぶべきことも数多くあるのですが、一朝一夕に実現するものではなく、長い歴史的努力を経てこのような社会システムが出来上がっているのです。 今回はスウェーデンの福祉国家成立の経緯を見ていきたいと思います。 1. スウェーデン・モデルとは スウェーデンの福祉国家のコンセプトは「高い経済成長」を維持し「雇用を確保」しながら「福祉を充実」させることにあります。 資主義とも社会主義とも異なり、この両方の良い部分を統合したような仕組みで、市場の競争原理で国際

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  • 教えて! 尚子先生第二次世界大戦後、なぜイスラエルが建国されたのですか?<前編> | 橘玲×ZAi ONLINE海外投資の歩き方 | ザイオンライン

    教えて! 尚子先生 第二次世界大戦後、なぜイスラエルが建国されたのですか?<前編>【中東・イスラム初級講座・第16回】 チュニジア、エジプト、リビアと革命が続く中東。今でも毎日のように、テロや紛争のニュース が絶えません。なぜ中東では革命や政変がこんなに起こるのでしょうか。今回から2回にわけて、ユダヤ人がイスラエル建国にいたるまでの歴史的背景に迫ります。 イスラエルという国は世界に離散していたユダヤ人が帰還して安全に暮らすために、1948年に建設された国家です。では、なぜユダヤ人はイスラエルの地を追われて1800年以上も経過してから、国家を建設することになったのでしょうか? 今回と次回の2回に分けて、ユダヤ人が国家を建設しようとする経緯、シオニズムと呼ばれる国家建設運動が生まれるまでの背景と、シオニズムが生まれてから建国までの歴史的経緯について説明してみたいと思います。 ユダヤ人とは誰か?

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  • 特別永住資格は「在日特権」か?/金明秀 - SYNODOS

    「在日特権」というデマがある。《在日コリアンは日人にはない特権を享受している》と誣告するもので、例えば「申請するだけで生活保護を受給できる」「税金は納めなくてよい」「医療、水道、いろいろ無料」といったたぐいの流言群のことである。 この種のデマは、その原型を1990年代末ごろに右派メディアが報じるようになり、山野車輪『マンガ嫌韓流』(普遊社、2005年)などの影響もあって2000年代半ばごろからネットで尾ひれを付けながら普及したものだ。 その間15年余りに渡って一貫して勢力を拡大し、《在日コリアンは弱者を装いながら不当に利益をむさぼる悪徳民族だ》といった差別的な認識を増幅させることに一役買ってきた。加えて、真実に誠実であろうとする人にも、「そんなバカげた話はないと思うけど、でも『ない』と言い切るほど知識があるわけじゃないから……」と差別への反論を沈黙させる効果を生み出してきた[*1]。 [

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