テレビドラマは原作ものに頼り過ぎていると言われて久しい。オリジナルでは世帯視聴率がとれない。ドラマの企画を実現するには、売れている、あるいは人気作家が書いているというような保険が必要だ。そうして原作ものが続々ドラマ化され、テレビ局は原作のプロモーションビデオ制作会社化しているかのようだ。 だが小説や漫画を実写化したとき、必ずしも原作通りになるとは限らない。キャストもストーリーも微妙に原作とは変わり、そうすると原作ファンが異を唱える。にもかかわらず、そこも含めて話題になるので、どんなふうに作ろうとオリジナルより原作もののほうが安心なのである。 月9『ミステリと言う勿れ』(フジテレビ 月曜9時~)も原作と違うことが話題になっている。原作は田村由美の漫画で21年暮れの時点で累計1300万部を超えるほどの人気作だ。 現在単行本が10巻まで発売されている。主人公・久能整(菅田将暉)は探偵でもその助手
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