沖縄県の宮古島の沖合の海丘(かいきゅう)という海底が盛り上がった場所が、過去に噴火を繰り返していた海底火山であることが、海上保安庁の調査で明らかになりました。調査では、複数の火口や溶岩が流れ出した跡などが確認され、海上保安庁は、さらに詳しい分析を行うことにしています。 その結果、いちばん高い中央付近には、直径が250メートルほどの火口があり、周辺に過去に流れ出したとみられる溶岩の跡が確認されました。流れ出した範囲は、東西およそ2.4キロで、面積はおよそ1.46平方キロメートルと、東京ドームのおよそ31倍ほどの広さだということです。溶岩の厚さは、30メートルほどで、表面には複雑なしわのような跡も確認され、専門家によりますと、少なくとも4回にわたり、別の時期に流れ出た可能性があるということです。 また、ほかにも最大で直径2キロ程度の別の火口とみられる大きなくぼ地も見つかり、過去に、比較的規模の